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普通学級に入れるためには何をしたら良いか?私が「ひとまずは」普通学級にこだわる理由。

このnoteは、IQ(DQ)71→92に知能が回復し、普通学級に入った息子をどのように育てたのか?などについて書いています。
色々なお母様のご相談などにものりながら、そのお子様の成長過程なども時々ご紹介しています。
※本日の記事は、2歳〜5歳くらいまでのお子さんをお持ちの親御様向けに書いています。


皆さんこんにちは。
最近、少しずつスキを頂きましてありがとうございます。

本日は、私が「ひとまずは」普通学級を目指してみようと思ってきた理由などについて書きたいと思います。


以前の記事で、息子がDQ71の結果が出た時に私が医師から
「普通学級は諦めた方がいい。」と言われたと書いたと思いますが
諦めの悪い私、
「絶対に普通学級に入れてやる」と思い、ひたすら必死に子育てをしてきました。
そして、昨年それを達成しました。


もちろん、特別支援学級や特別支援学校が合うお子さんや親御さんもいらっしゃると思います。

ですが、私は自分の息子は「ひとまず普通学級に入れてみたい。」と思ったのです。

最初は感覚的なものでしたが、
色々な文献を読むうちに、
「やっぱり、ひとまずは絶対に普通学級に入れたい」
と思ったのです。


普通学級と特別支援学級、特別支援学校の違い

まあこのnoteを読んでくださる方は、
すでにこんなの知ってるよ!という方ばかりかと思います。

なのでここはざっくりと。

普通学級については、皆さんご存知だと思いますが
特別支援学級については私、知らないことばかりでした。

まず、特別支援学級に関しては、
専門的な資格を持つ教師が担当しなくてもいいんですよね。
知っていました?これ。びっくりです。
「特別」な「支援」が必要なんだから、
「特別」な「資格」が要るだろ!?と思いませんか。

それはさておき。
特別支援学級】は、小・中学校に配置されている
学習上または生活上の困難を克服するために設置されている
少人数の学級のこと です。

なのであくまで、小・中学校の普通学級の子たちと共に
イベント(運動会・学校行事)等は参加し
それ以外は、少人数のクラスで学習を受けていきます。

そして、【特別支援学校】はまた別で
こちらは、専門的な資格を持つ職員が配置されています。
また、特別支援学級と違い、
普通学級の子たちがいないので
イベントにおいても皆んなが主役が回ってくる機会に恵まれる、
など自己肯定感を生みやすい環境にあると言えます。
なので、サポートの手厚さや環境の優しさが特別支援学級とは違い
発達障害が軽度であっても、こちらを選ぶ親御さんたちも増えているとのこと。

特別支援学級は、普通学級に付随して小学校内に配置されているため
普通学級の子と比べられるのが嫌・普通学級の子たちにいじめられるかもしれない・子供のなどの理由から
特別支援学校を選ぶ親御さんが増えているのです。


ところが、特別支援学校も夢の楽園というわけではなく
学習については文科省の進度に合わせて行われないため
一度そちらへ行ってしまうと、もう普通学級に戻ることはほぼ困難
→通常の高校・大学に進学する道はほぼ閉ざされる
というデメリットもあるのです。


なぜ普通学級を目指すのか

私は、自分がしてきたように
他の親御さんたちにも、「ひとまずは普通学級を目指した方が良い」
とお勧めしています。

それはまず、
①脳科学的な観点
②その後の選択肢の広さ

この2つから、
2〜5歳くらいのお子さんをお持ちの方には
普通学級に入れる、という目標を持つことを強くお勧めしています。


<①脳科学的観点について>


脳科学者の著書には、
「とにかく普通学級に入れる事。それなくして、発達障害の改善は見込めない」と書かれてある本もあるくらいです。

普通学級に入る、ということは定型発達のお子さんたちの中に入る、という事です。
この年齢の子供というのは、周りの子供の影響を強く受けるため
「周りの子の模倣」というのがとても大切になります。

また、学校というのは小さな社会の縮図になります。
30人〜37人ほど(学校によってはそれ以下もあり得ますが)の普通学級に入り、沢山の子供達に囲まれる中で
色々と傷ついたりしながらも、言葉が発達し
また、ガヤガヤと周りが動く中で自分もそれに合わせることによって
発達障害の改善に繋がっていく(自分の行動が平均化していく)
という事が言われています。
(実際は入れてみると、このような理想と現実は違ったりもするのですが(^^;; そのお話はまた今度いたします)


<②その後の選択肢の広さについて>

こちらについては、大体おわかりになるかと思いますが、
特別支援学級や特別支援学校に行ってしまうと、
その後、普通学級に戻り普通に進学する、という事が
極めて難しくなります。

それだけでなく、
例えば
・私立小学校に編入する
・インターナショナルスクールに編入する
というのもなかなか難しくなってきますし
また、
・オルタナティブスクールに入る
というのも、学校によっては難しくなってきます。

オルタナティブスクールも、
「どんなお子さんも受け入れますよ!」という学校だけでなく
モンテッソーリやシュタイナー系・自然学校系でも
発達障害の程度によっては受け入れない、という学校もあるのです。
それは、職員の配置の困難性や
方針に沿った教育がしたい、というのが理由であり
それは理解できる所です。


オルタナティブスクールの入学にあたっても
「普通学級に入っていました」というのと、
「特別支援学級や特別支援学校に入っていました」というのでは
大きく印象が変わってきてしまうのです。


ですので、その先を考えても、
普通学級にとりあえず入れるということは
選択肢の広さから言って、意味があることだと思っています。


普通学級に入るために、まず必要なこととは?→まずは、「社会性」


普通学級に入れるために、
学習能力がなんたら、とか、IQがどうとか、
そういう事を気にされる方が多いのですが
それよりもまず、優先して伸ばしてかなくてはならない事があります。

それは、「社会性」です。
とにかく、1にも2にも、社会性が重要になります。

言ってしまえば、少々馬鹿でもいい。
何にも取り柄なんてなくてもいい。
運動も勉強もできなくたっていい。
とにかく、「社会性」が何よりも最低限のラインになってくるのです。


私の周りに、こういうお子さんがいらっしゃいました。
レゴが得意。ひらがなもカタカナも書ける。
算数も得意で、
この時点で、うちの息子はどれもできないですから、
学習能力的にはこの子よりも下になるわけです。


ところが、そのお子さんは結局、
普通学級は受け入れられず、特別支援学級も親御さんの意思で避けられ、
結局、特別支援学校に行き先が決定しました。
学習能力は、うちの息子より高いのに、です。
理由は、
・自分のやりたい時にやりたい事しかやらない
・人と目が合わない
・周りの状況を全く見ることができず、走り回ってしまう
等の理由だとのことです。


能力自体はとても高いものを持っているのに
これってすごくもったいない事だと思いませんか?


この親御さんは、「社会性」よりも
学習能力をいつも重要視していました。


家庭教師をつけたり、毎日ドリルをやらせたり
「これからの時代はデジタルだ」と言って
毎日、タブレットでプログラミングやゲーム、
Youtubeなどをせっせと見せていました。

でも、残念ながらそのような能力をいくら伸ばしても
「社会性」が育たなければ、
普通学級には入れないんです。

では、「社会性」はどのように伸ばしたら良いのでしょうか?

こちらについては、明日以降の記事に書いていきたいと思います。









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