この世界を神様が作ったわけじゃないとしたら?(哲学講座1)
どうも、神学学士のフミカです。
これからこのマガジンでは、みんな気になる。
けど、難しく手がつけられない【哲学】について
キリスト教神学を学んだボク、フミカが解説していきます。
てか、そもそも哲学って難しいって思ってない??
哲学ってなんなのかっていうと俺もわからないんだ。笑
でも、例えば、これを読んでるあなたが何かしらの人生観を持っていたり、
大切なものがあるとすなら、それを哲学ということもできるんだ。
それだけ、哲学って分野は曖昧で、そして、本質を掴めない学問なんだ。
この人類の歴史の中でいろいろな思想や考え方、モノの見方、概念があったんだ。
それをまとめて、さらにまた新しいモノの見方、概念が生まれる。
人間の知識の集合体。それが哲学なんだ。
じゃあ、今日から、哲学講座、マガジンスタート!
ビューンと飛んで、3000年くらい前まで行くよー!!!
1.神様っていらんくね?
およそ紀元前600年くらい前に哲学が盛んとなるギリシャの方では、神様がたくさんいたんだ。聞いたことある?ギリシャ神話とか。こーんなやつ。
なんか、この時代は雨が降ることも、豊作なのも全部神様次第!みたいな感じだったんだよね。
今の日本っぽいよね。なんでも神様のせいにしちゃうところとか。笑
そんで、でも、当時の人たちはそろそろ気づいたんだよね。
そうやって神々のせいにしているけど、(例えば、雨が降るのは、雨の神様が弱まってるからとか、、。)
そんなのなくね?って。
やっと気づいたかー!って感じだけどね。
だから、結構哲学史の初期に出てくるミレトスの3人の哲学者と呼ばれる人たちは、まず神々いないありきで考えよーぜって言ったの。
はい、みんなでせーの・・・
「それなあああ!!!!!!」
哲学ってそれなって言いながら読んでいかないとやっていけないからね!!
2.世界は神様が作ってない説どう考える?
この世界を説明する時ってなんて説明する?
当時はまだ化石とかなんかそんなの全然わからんかったし、
「神様が作った以上!それで終わり!」だったのね。
でも、この哲学者たちは、神様がいないなら世界はどうやってできているのか?
ってこと考えはじめたわけ。
そんでね、覚えなくていいんだけど、さっきもチラッと出たミレトスの3人の自然哲学者って人が出てくるんだよね。
「タレス」「アナクシマンドロス」「アナクシメネス」
はい、別に覚えなくても良いです。(調べたい人のため用だから)
そんな人がいるのね。くらいでいいよ。
んで、この自然哲学者たちの特徴は、世界が発生し、維持し、流れゆくには何かしらの神様以外の原因があるって考えたわけ。
その結論が次だよ。
3.人類まじかよ。天才かよ。
簡単にいうと彼らはこの世界には世界を作る「元素」ってものがあるんじゃないかってところまで突き止めてるんだよね。
すごない!?ボクこれ最初知った時、人類まじかよ。天才かよ。
人間の頭ってすげええええって思ったよ。
ちなみに日本は縄文時代。笑。何この差ってね。
んで、いろいろあってスーパーヒーローの「デモクリトス」って人が登場。
この人は全ては目に見えないほどの原子でできているってところまで考えたの。
それがいろいろなものを作ってるんだって考えたんだよね。
ソフィーの世界っていう本ではこの原子をこれに例えて説明していたね。
いろいろな形の原子があって、それがいろいろな形に組み合わされていく。
そして、また分解して合体する。そんな感じ。
そして、精神のように原子が存在しないものは信じていないかったんだ。
こーゆー物質しか信じない人のことを唯物論者っていうんだよ。
(↑はいここ大切。)
4.まとめ
あれれ、哲学の話をしているはずなのに、なぜか今日は科学の話へとなっていってしまったね。
でも、この「デモクリトス」を最後に自然哲学には終止符が打たれたんだ。
世界は原子でできている!って考えたんだね。これは、すごい。
でも、その後に出てくるのが、哲学の父と呼ばれる「ソクラテス」と呼ばれる人。
難しそうで怖そうな名前だけど、次回はちょろくソクラテス先生のお話を聞こう!
新しいことを学ぶってワクワクするね!
ではまた次回!