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IO e la mia PAURA - ひみつのビクビク

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 今年の、私自身へのクリスマスプレゼントが届いた。
 イタリアから、といっても日本のすてきな本屋さんでお願いしたら、なんとちゃんとイタリアの新聞の書評欄、それも「星の王子様」のページに包まれて、「小さなおうち」のマスキングテープで止められて、たくさんのメッセージつきで届いた。本ひとつ、これだけ丁寧に心をこめて送られてきたのは初めてかもしれない。
 その中身も、大切にされるだけのほんとにすてきな本だった。

 「わたし」にはちっちゃな秘密がある。それは「パウーラ」(恐れ)がいつもわたしのそばにいること。おっきくなったりちっちゃくなったりしながら、いつもわたしを助け、励まし、かくまってくれる。
 前作「The Journey ジャーニー国境をこえて」で、母子で国境をこえて逃げなくてはならなくなった悲しみを、美しいイラストとお話で描いたフランチェスカ・サンナさんによる2冊めは、その続編のようでもあり、独立した別のお話のようでもある。
 どこかから転校してきたらしい「わたし」は、クラスメートたちの言葉がわからない。そんなわたしのいつもそばにいる「パウーラ」(恐れ)。パウーラはいつのまにか、どんどんどんどん、大きくなって・・・。

 この本はすでに日本語版が出ていて、そちらではタイトルが「ひみつのビクビク」となっている。ちっちゃな動物のような、だんだんと膨らんでいく「パウーラ」(恐れ)を「ビクビク」と訳したのはおみごと!
日本語版はまだお取り扱いがあるようですので、よろしければこちらからどうぞ。

https://italiaehon.thebase.in/items/32766885

秘密のビクビク
フランチェスカ・サンナ 作
なかがわちひろ 訳
廣済堂あかつき
https://www.kosaidoakatsuki.jp/archives/book/1961

#ひみつのビクビク #フランチェスカ・サンナ #廣済堂あかつき #エッセイ #読書 #イタリア #絵本 #イタリア文学
Fumie M. 12.27.2020


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