おろおろ 認知症おとーさん日記 Oct.23 2020
8時すぎに電話をすると、まだごはんを食べていなかったおとーさん。「きょうはデイサービスだから、もう食べないとお迎え来ちゃうよ。」「大丈夫だ。これから食べる。」なんだか妙に余裕綽々。とりあえず、急いでね。と言って電話を切る。30分後に電話をしてお薬を飲むように言って、ついでに可燃ごみの日だと伝える。「ああ、すぐに出してくる!」「気をつけてね。」と言って電話を切った。
そういえば、ごみに気を取られてお薬飲み忘れてるかも?と10分後に再び電話をしたら、ちょうどゴミ捨てから戻ったところらしくちょっと息が上がっていたおとーさん。お薬はちゃんと飲んでいた。「デイサービスへ行く準備は?」「これからだ。」「急がないとね。」「大丈夫だ。」「でも、もう8時50分だよ。」「えっ?そんな時間なのか。電話を切るぞ。」チン。おとーさんか電話を切られたの、初めてかも。どうやら、リビングの時計の電池が切れたから、時間をこまめに確認してなかったらしい。急げー!
夜、おとーさんから電話。おろおろしてるから何があったのか聞いたら、妹Rから携帯電話に着信があったから何かあったのかもしれないと電話をしたんだけれど、電話してないと言われて混乱したらしい。「携帯電話の調子がよくないから、きっと前に家に来るときに何か必要なものがないか連絡したのを今気がついたんだと思うよ。」と伝えると、「ああ、そうか。きっとそうだな。」と、おとーさん。わけがわからないと、心が泡立ったままで落ち着かないんだよね。府に落ちてよかった。「安心したから、これから寝る。」と、おとーさん。まだ7時前だけど… 安心してゆっくり眠ってね。
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