認知症おとーさん日記 Jul.7〜9 2021
きょうは大所帯のデイサービスの体験利用日。グループホームのこともあるけれど、とりあえず行ってもらうことにして気乗りしていないおとーさんを送り出す。
きょうもこっそり見学に行くと、広いフロアに利用者さんが点在している。なんでもコロナ禍で通常の通所してくる人数を1/2以下に抑えているのだそう。ここは、以前に通っていたデイサービスと同じ系列だったから選んだのだけれど、ケアマネージャーさんの言う通り、かなり雰囲気が違った。おとーさん、仏頂面だ。スタッフの方の感じはいいけど、こりゃダメだなきっと。
弟Tにもおとーさんのグループホームの件を伝えた。
「かわいそうだけど、こないだの骨折のこともあるしやっぱり入所したほうがいいと思う。」
との返事。やはりそうだよね…
そして、おとーさんの説得はまだだけどグループホームに入所の意向を伝え、運び込む荷物のこともあるのでもう一度見学させてもらえないか問い合わせをした。PCR検査を受けて陰性であれば、見学を受け入れてくれると言うことだったので、土曜日に妹Rちゃんと3人で行くことにした。
デイサービスから帰ってきたおとーさんは、
「あそこはダメだ。」
だそう。やはり…
グループホームに入所するタイミングとしては今なんだろうなぁ、と思う。きっとここだ!ってタイミングで入所が決まると確信していたから。ただ、わたしの気持ちのタイミングがここじゃなかったらしく、ついていけてないだけなんだよね…
木曜日は、高額医療費控除の申請をしに再び区役所へ。天気がよかったからおとーさんも一緒に行くといい、帰りに大通公園を休みながら散歩した。きょうはまあまあ腰の調子がいいらしい。
「腹が空いた。スパゲッティーが食べたい。」
とのご所望で換気と感染対策をしてあるお店でランチ。満足そうなおとーさんの顔を見るのはうれしい。
金曜日は、公園を散歩。1週間前に比べると調子がよさそう。とはいえ休み休みだけれど。
「喉が渇いたから早く一杯飲みたいんだ。」
と、早めの晩酌がスタート。飲みたい、お腹が空いた、と言うのは調子のいいバロメーターだから、よい感じ。こうして一緒に飲めるのは、本当に幸せだ。