妹 認知症おとーさん日記 Jul.26 2020
ここのところ、精神的に落ちて食欲もない様子のおとーさん。日曜日だけれどきのうは早くベッドに入ったようだし、ちょっと早めに電話をした。ちょうど起きたところだったらしい。体調はまあまあって言ってるけど、きのうは晩ごはんを食べずに寝たにもかかわらずお腹は空いてないらしい。うーん... とりあえずまた後で電話をしよう。
10時すぎに電話をしたら、ごはんを食べ終わったところだった。お薬を飲むように伝えて、気分転換にちょっと散歩でも行ってきたら?と言ったら、
「そう思って、もう着替えを済ませたところだ。大通公園まで行ってこようかと思ってる。」
だって。出かける気力があって、よかった。お買い物をするかもしれないから、お財布の中身を確認してもらう。気をつけて〜と言って送り出したものの、気になって1時間後に携帯に電話をしても出ない、まあ、出られないのかな? さらに45分後に電話しても出ない... あれ?もしかして出かけてないとか?? と、固定電話に電話したら、出た!
「あれ?お散歩行ってきた?」
「うん...行ったかな?たぶん行ったな...」
となんとも曖昧な返事。大通公園に行って帰ってきたにしては早いから、たぶん行ったとすれば近所だろうな。とくに用事があるわけじゃなし、気分で目的地が変わっても、必要以上にいろいろと心配するのはやめよう。
夕方もう一度、電話をしたら妹が出た。おとーさんの様子を見にきてくれたらしい。妹におとーさんのことを頼もうと思っていたけれど、連絡できないままだったから、すごく助かった。ありがとう!妹よ。
家の中もきれいだし、ごはんもちゃんと炊いているようだから、いまのところ心配ないという。ただ、買い置いたビールやお酒はほとんど減ってないらしい。ごはんとお酒は欠かさないんだ、といつも言っているだけに、やはり気をつけながら様子を見た方がいいかな。
とにかく、妹が一緒に過ごしてくれたおかげで少しは気分が晴れたと思う。今夜は心穏やかに眠りにつけますように。
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