カクテルの空がいく
ちょっとだけかっこいい服を着てバイクに乗っていた、原付だけど、白黒の線を渡る小学生は私を見ていた。
かっこ悪いわたしでも、大人のお姉さんに見えたのかな。
そんな子供の瞳が私は昔怖かった。なんでも見透かすような瞳が怖かった。
でも、今は素敵な水色のランドセルもお揃いの黄色い帽子も全てが宝物のように見えます。
あなた達がいて、信号があって、満タンの原付があってわたしは満足なんですよ。
機嫌が良くなって、この頃の空はカクテルみたいにキラキラして見える。
あの夕焼けはどんな味がするのだろう。
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