ワイナリーで1番きつい仕事
こんにちは。
オーストラリアのワイナリーで働いているフミです🍇
今日は、私が経験した仕事の中で、
1番きつい！と思ったものを紹介します。
先週、私もやっていたのですが、
必死すぎて一枚も写真がないので、
写真嫌いのマイケルに出演してもらいます。
何をしているかというと、
3トン用発酵槽の中から、
シャベルでぶどうを掻き出しているのです。
赤ワイン用の黒ぶどうは、
最初にジュースにしてしまわないで、
果汁と果肉やらが一緒に混ぜられて発酵されます。
発酵を終えたら、
プレスしてジュースにして、熟成させます。
発酵を終えたぶどうをプレスする際に、
発酵槽から出す作業なのです。
最近感じてきたことですが、
ワイナリーによって機械化の進み具合がまるで違います。
人がシャベルで掻き出さなくても、
ボタンひとつでブドウを移動させるワイナリーもあれば、
うちのワイナリーでは機械で行われるプレスを、
人力でやっているワイナリーもある。
なので、この作業を全ワイナリーが
やっているわけでは無いのですが、
まあ大変！
ひとすくいはそんなに重すぎないのですが、
これをトン単位でやると、
ほんとに全身にきます。
なんかよく分からないですが、
わたしはお尻がめちゃくちゃ筋肉痛になりました。
そんなに大変じゃなさそう、
と思われるかもしれないのですが、
見かけよりキツい理由が2つあるのです。
① 足場が悪すぎる
最初、ぶどうが1メートルほど積まれた上に立ちます。
グッと力を入れるとズブズブとはまったり。
わたしは何度も槽の中で転びます。
② 酸欠
これがなければキツさが全然違うはず！
発酵槽の中は二酸化炭素が多く発生しています。
二酸化炭素は酸素より重いので、
発酵槽の中に溜まっています。
普通にシャベルで掻き出しているだけで、
とんでもなく息が上がり、
定期的に槽の上に顔を出さないと倒れそうです。
なお、5トン用発酵槽は、
下部に開閉できるドアがついていて、そこから落とす。
持ち上げる作業がないので、いくぶん楽です。
ただ、底がヌルヌルになっていて、
これまた転倒不可避です。
0.5トン用発酵槽に至っては、
そのままフォークリフトで持ち上げるので、
頑張るのはフォークリフトだけ。
キツいけど、底が見えてきて、
全て移し替えた時の達成感はひとしお。
あと4回は掻き出しがあるので、
わたしも何回かは再挑戦したいと思います🔥
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