三井記念美術館コレクション「雪月も花も友とて・・・茶箱と茶籠」展へ
先週、6月20日の茶道稽古日。
「お茶仲間の方からいただいたのでよかったら・・・。とてもよかったと聞きましたよ」と先生が、三井記念美術館コレクション「雪月も花も友とて・・・茶箱と茶籠」展のチケットをくださった。
「会期が一週間後なのですけどね」
企画展終了まで一週間・・・。あまり日がない。でも、ぜひ行きたい。いつ行こう?
ということで、昨日急遽、日本橋へ。
手前はコレド室町テラス。この奥に日本橋三井タワー、美術館のある三井本館、三越本店という並び。その裏手には日本銀行。壮観。
三井タワーの暖簾がステキでパチリ。「千疋屋総本店」が1,2階に入っている。美術館の入口は、こちら正面に向かって1階左手奥に。
※美術館の住所は三井本館7階なのだけれど、「入り口は隣の三井タワーにある」というのが初回、少しわかりづらいです※
企画展は先生からお聞きしていたように、名品が目白押し。
なかでも、図録の表紙にもなっている「唐物竹組大茶籠」の充実ぶりといったら…!!
名品、しかも茶籠に収まる小ぶりな道具が四十点余り、縦42センチ、横30センチ程の茶籠に隙間なく詰められている。
図録の表紙に写る「唐物竹組大茶籠」
茶籠に合わせて道具を収集していく楽しみ。
裂などを誂える楽しみ。
そのように時間をかけて整えた道具を使って茶を点てる楽しみ。
使った後、手入れをして整える楽しみ。
・・・茶籠、少しずつ揃えてみたいなあ・・・✨と憧れるのであった。
先生から、「美術館の受付の横に映像を観られるコーナーがあります。帰る前にぜひ観てください」とお話があった。
先生の先生である宗匠(故人)が三本の映像の中の一本に少し出られている、とのこと。
言われたとおり、映像コーナーで映像を観る。
一本目、三井家の歴史。(たしか)
二本目、三井記念美術館の歴史、的な。(たしか…)
三本目、京都嵐山の茶室・長好庵での茶事風景。
三本すべてを見終わって、・・・あれ?宗匠らしき方、出てきたかしら?と思っていたら。
最後のクレジットを観て、三本目の茶事で亭主を務めていたのが、宗匠であったと知る(ご亭主は、三井家の方かしら?と思っていた)。
・・・本の写真や講習会を拝聴したときよりもだいぶお若くて、判らなかった^^;
そして今回、三井家と表千家とのつながりの深さも、認識することができた。
紀州徳川家に、千家の後継者として養育された江岑宗左が茶堂として召し抱えられ、それから深いつながりがある、ということは知っていたけれど。
三井家の商いは松坂が発祥の地であるそう。紀州藩の御用を請けていて、「武家や豪商などとの社交の上から茶の湯は必須の教養」であり、代々表千家に入門して茶の湯を習っていたものだそう。
そういえば以前、表千家の講習会で三井家当主・三井八郎右衞門さんがお話してくださったこともあった、と思い出す。
日本橋、各地のアンテナショップも多く、時間の余裕がある日にまたじっくり行きたい。三越本店裏の「貨幣博物館」も行ってみたい(^^)♪
#1日6000歩 昨日6/23歩数 9,418(+3,418)歩✨