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ドラマ「グランメゾン東京スペシャル」とおばさんの希望と

Netflixで2019年のドラマシリーズをおさらいし、12月29日のスペシャルドラマに間に合った、2024年版の「グランメゾン東京」。

コロナ禍を経た5年間は、大きく時代が変わったように思う。

飲食業界はもちろん、デジタル化、ハラスメント、コンプライアンス、多様性といった側面からも時代が大きく変わった5年間だったと思う。

5年前には気にならなかった「おばさん」「おじさん」発言や「職人の努力は時間をかけてこそ」、「男性の時短勤務なんてありえない発言」など、今聞くと、いちいち気になってしまった。

そして、最終話のミシュランの三つ星発表の会で、男性の料理人ばかりが並ぶ姿を見て、ハラハラとした。

5年前は気にもしていなかったシーンだったが、料理業界もいかに男性社会であるかを目の当たりにした気がした。

2024年に改めて、2019年のドラマシリーズを見て、時代が変わったことを実感した。
そもそも自分の意識が、ようやく変わったということかもしれないが…。

もちろん、その「はて?(朝ドラ「虎に翼」より)」の感情を追い越すエンタメ性で、大いに感動し、楽しめる作品だった。

また、以前の記事にも書いたが、中高年の世代である自分に刺さる内容で、まだまだ新しいチャレンジを諦めてはいけないなと思った。

そんななか、2024年の年末に見たスペシャルドラマ。
もちろん手堅く、大きな期待にこたえてくれたエンタメ作品に仕上がっていた!

コロナ禍の情勢を反映したストーリー、スペシャルドラマならではの追加キャスト(窪田正孝さん、北村一輝さん)、そして金髪のキムタク!

言うまでもなく、芸術的な料理も魅力だし、成長した俳優達の姿も変わらず見届けられた満足感もあった。
「相変わらず策士の尾花さん」もよかった!

が、年末というタイミングに見たからか、自分が何か新しいことを始めようと思っているからか、世代交代の波を感じているからか、今年の私自身の課題に響くドラマだった。

分析好きな私が、ちょっとめんどくさくまとめると、以下のようなことが実感できたスペシャルドラマだった。

・新しい時代の流れのなかで、単に店舗だけのレストランビジネスをするだけでなく、多角的な飲食ビジネスの可能性を考えることが大事だということ

・とはいえ、単にタイパやコスパだけで考えていては、息の長いビジネスができないということ

・結局は人どうしの繋がりや仲間がとても大切で、自分が苦手な分野を補いあったり、学びあったり、切磋琢磨できるライバルがいたりすることが、何より大事

・体力や気力の衰えを受け入れつつ、若い世代に継承していくことの大切さ

・仕事に対する情熱、希望、誇り、尊敬の念を忘れないことの大切さ

また、堅苦しく分析してしまったが、とにかくすばらしいエンタメ作品を見せていただき、感動した!
映画版がいっそう楽しみになった。

そしていよいよ大晦日。
2024年も終わる!
紅白歌合戦ももうすぐ始まる!

星野源さんが歌う楽曲について、私も喜んだり、悲しんだり、ガッツポーズしたり、拍手したりと感情が大騒ぎしたが、来年の自分の指針となるようなメッセージを「ばらばら」から受け取りたいと思う。

本が読めるような心の余裕ができて、オードリーの東京ドームのイベントに魅了されて、「夜明けのすべて」や「ラストマイル」の映画に大きく心を動かされた幸せな1年でした!
ありがとうございました。

2025年、50歳になる年!
おばさんはまだ、希望を忘れずに、がんばろうと思う!!


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