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happy birthday to me

今年もこの時期がやってきた。
早いものでまた歳をとってしまう。今年で29歳である。嘘だろ?
大人が口をそろえて言うが大人ってこんなものかと
歳を重ねるたびに感じる。精神年齢なんかそうそう変わらないものだなと感じる今なら若人に対して同じ言葉をかけるだろう。これも歳をとったという証だ。
 
私は劣等感の塊である。大人になろうが深く根付いたものは消えない。
情報社会の中で自分が浮いているような、何者にもなれていない感覚が
自分を焦らせる日もあるけれどそれでも色んな経験を積み、今にも折れてしまいそうな芯を育て、許しながら私は29年間なんとか生きてきた。
それだけですごいことなんだ。絶対に。
何度も捨てようと思った命が今ここに在って良かった。
早めに捨てればこんなに息苦しい事も知らずに済んだのかもしれないが、
今の私を可愛がってくれる人にも会えず、美しい景色も知らずに死ぬなんて
今の私にとっては考えられない事である。
そう思える自分を育てたのは紛れもなく自分なんだ。
たまにはそんな自分を誇りに思ったっていいじゃないか。
例え社会不適合者でも、この世になじめなくても今の私が好きならもうそれで充分だ。私が生きる理由は私を心から愛すためだ。

知り合いにみせるわけでもないがここでみんなに感謝の気持ちを伝えたい。
こんなにも悲しい思いを経験できたおかげで私はとても成長出来ました。
痛い思いをしてきたおかげで私はそうはなるまいと反面教師にすることが出来ました。
孤独を教えてくれたから私は自分と向き合うことが出来ました。
優しさを与えてくれたから私は何とか自分を捨てずに生きてこれました。
繋がりを経験したから私は一人の人をちゃんと大切にしたいと思いました。
手を差し伸べてくれたから誰かにとって私もそうでありたいと思えるようになりました。
私に笑いかけてくれたから私も笑顔になり、
今がとても楽しい事を教えてくれました。変わっている私を好きでいてくれてありがとう。
色んな経験が出来たのはみんなのおかげです。
良いことばかりじゃないからこそ今の私が出来上がりました。
それは時に自分を苦しめるけど、私は今の私が大好きなので結果オーライです笑。

最後に。
私が私の弱さや悲しみと向き合う覚悟が出来たから私は私を好きになれました。私よ、いつも私で居てくれてありがとう。
そしてこれからも一緒に苦しみ、もがき、楽しんでいこう。
29歳の私が今を楽しんで生きていますように。
私よ、誕生日おめでとう!

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