命名『サクとカレルの庭(bloom & wither garden)』
この度、私が設計させていただくことになったお庭。
庭の持ち主様からお申し出があり、私が命名させていただきました。
『サクとカレルの庭』
(英語表記『bloom & wither garden』)
咲くことと枯れること。
植物にとって当たり前の営み。
"咲く"ことに重点が置かれがちな庭ですが
"枯れる"ことにも同じくらいスポットを当てたいとの思いから名付けさせていただきました。
"枯れる"は"死"ではありません。
生命が保てない状態のことを"枯れる"と言いますが、
実をつけて種を残している状態も、
地上部が枯れて根は生きている状態も、
落葉樹が秋にすべて葉を落とす状態も、
"枯れる"と言います。
日本語はこんなに語録が多いのに、なぜ"枯れる"一択なのだろうと不思議に思うこともあります。
(どなたかご存知でしたら教えてください!)
植物の選定のさなか、設計するお庭にお邪魔してきたのですが、地面にコロコロと茶色いものが落ちています。
「鹿のフンなので気をつけてくださいね」
とご注意いただき、
「鹿のフンなのね、ふーん(おやじギャグ)」
と呑気に歩いていたのですが、改めて調べてみたところ
植物への鹿の食害
想像以上にえげつない!!!!!
植えたいと考えていた植物に限って鹿の好物ときてる!
このままだと
『サクとカレルの庭』
どころか
『メブクとタベラレルの庭』
になっちゃうよー!
比較的鹿が食べないと言われている植物を追加しようと考えているのですが
経験者に話を聞くと
「鹿はなんでも食べるよー」
とのこと。
可愛い顔してるのに‥。
まずは今年
いろいろな植物を植えてみて
様子をみようと考えています。
こちらのお庭についての記事も今後アップしていこうと思っていますので、
見守っていただけると嬉しいです。
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