不良在庫が減れば地球は平和になる!?壮大なミッションを掲げると、地球と会社にどんな変化が起きるのか
フルカイテン戦略広報の斉藤です。フルカイテンはどんな会社なのか知っていただきたくて、このnoteを書いています。今回は、フルカイテンが最も大切にしているミッションについてお話しします。実際に私も、ミッションに共感し、「私もこの壮大なストーリーの登場人物になるんだ!」と決意し入社しました。
フルカイテンの場合、ミッションは「作りたい世界」、ビジョンは「そのために行う事業」と定義してお話しします。本記事ではミッションについてお話しするので、ビジョンについては、また別の機会に紹介します。
今回はミッション誕生の瞬間をCEO瀬川の言葉で紹介し、社員の皆さんの想いにも触れ、どんな世界を作るためにどんな事業をしているのかまで、詳しく紐解いていきましょう。
フルカイテンとは
はじめに会社紹介をします。フルカイテンは「世界の大量廃棄問題を解決する」というミッションを掲げ、世界のサプライチェーンに大変革を起こす事業を行なっている会社です。壮大ですよね!そんなことできるの?と思った方も少なくないはずです。これからお話しするミッションや瀬川と社員の皆さんの想いを知れば、実現できるという確信に変わると思います。
もっと詳しく会社のことを知りたい方は、下記のnoteをぜひご覧ください。
ちなみに、文中で「フルカイテン」「FULL KAITEN」の2つの表記が登場しますが、
フルカイテン:社名
FULL KAITEN:プロダクト名 という使い分けをしています。
人を笑顔にしたくて起業を決意
まず最初に「笑顔」についてお話しします。
「なぜ笑顔?」と思う方がいるかもしれませんね。「笑顔」はフルカイテンの根底に流れる魂のようなもので、これを知らずにミッションを理解することは難しいからです。
「笑顔」は代表瀬川が起業を決意するきっかけでした。
そこから話していこうと思います。
会社員時代の瀬川は、在籍した4社で一貫して営業部門を担当し、全てトップセールスでした。誰もが羨む順風満帆な日々に見えましたが、「俺の仕事って、誰かを幸せにできているんやろうか…。」と漠然としたモヤモヤを抱えていたそうです。システムを企業に納品する仕事をずっとしてきましたが、お客さんはみんなしんどそうな顔をしていて、納品できても誰も笑顔になっていない。そんな日々に、誰かの役に立っている手応えはありませんでした。
ある日、起業のきっかけになる「風船事件」が起きます。
当時の部下の誕生日にサプライズを企画し、会社の本人の席までバルーンギフトを届けました。本人が箱を開けると大きな風船がオフィスの宙をふわ〜っと舞い、他部署の社員たちも含めてみんなが大爆笑していました。
そんな笑顔を眺めていた時にハッとしました。
「これまで自分がしてきた仕事で、この風船ぐらいお客様を笑顔にしたことがあるのだろうか。そこに自信を持てない仕事に自分の時間を費やしていて良いのか。35歳という年齢を考えるとあと何年元気にバリバリ働けるかわからないのに、誰かの役に立っている実感のない仕事で人生を過ごしていいのか。」と。
これまでの自分の仕事は、8000円ほどのバルーンギフトに負けていたと感じたのです。
瀬川は「誰かを笑顔にできる仕事で生きていく」という初期衝動で会社員を辞め、何をするかも決まっていない状態で起業しました。「笑顔」という言葉は、瀬川が起業を決意した日から、今もブレずに大切にしており、この記事のテーマであるミッションの根底にも流れるフルカイテンの魂になっています。
創業秘話
何をするか決めないままでの起業でしたが、妻の妊娠もあり「全国のお母さんを笑顔にしたい」と決め、ベビー服のEC事業に参入しました。
しかし、EC事業はいばらの道で、売上はグングン伸びましたが在庫問題が原因で倒産の危機を3度も経験しました。
それらの危機を乗り越える中で生まれたのがFULL KAITENです。
3度の倒産危機を含む創業秘話は、下記のnoteをぜひご覧ください。
瀬川は2018年9月にベビー服事業をM&Aし、FULL KAITENに経営資源を集中させて社名もフルカイテンに改めました。
フルカイテンになってからも瀬川の「人を笑顔にしたい」という気持ちは変わらず受け継がれていきました。
次章からいよいよフルカイテンのミッションの話に入ります。
人を笑顔にするフルカイテンの「ミッション」とは
前章では、瀬川は人を笑顔にしたくて起業したとお話ししました。では、フルカイテンのミッションと笑顔はどんな繋がりがあるのでしょうか?本題に入っていきます。
この壮大な内容と笑顔がどう結びつくのか?と思いますよね。
フルカイテン起業初期の頃に遡ると、当時は「在庫問題を解決し、小売業の経営者を笑顔にする」をミッションに掲げていました。
ただ瀬川は「在庫問題で倒産危機のような悩み方をしたのは俺だから、在庫問題を解決し小売業の経営者を笑顔にするというミッションを説明されても俺あるいは俺と同じような苦しみを経験した人しか共感できない。つまりこれは個人的な野望に過ぎないということになる。それではフルカイテンで一緒に働く仲間が増えない。」という課題を感じていました。
しかし転機がありました。
ある企業の取締役の方と商談した時、「瀬川さん、FULL KAITENが広まって多くの企業の在庫問題が解決されれば地球にとって良いよね。だって売れるはずもない量の大量生産をするのに使われる資源、余ったものを廃棄するのに使われる資源、どちらの無駄遣いも抑制できるじゃないですか。それに原価を抑えるために劣悪な環境で働くことを強いられる労働問題、二酸化炭素や気候変動など色んな課題の解決にも繋がっていくんじゃないかな。」と言われたのです。
この商談が瀬川の視座を上げ、真のミッションに気付いた瞬間でした。
この時の心境を瀬川に聞くと、「霧が晴れた感覚だった。今までは小売業の経営者を笑顔にしたいと思っていたが、それはベビー服事業で在庫で苦しんだ俺自身の野望に過ぎなかった。でもあの商談で、フルカイテンは今より良い地球を残し未来の子供たちの笑顔を作るという使命を持つ会社なんだと気付かされた。あの瞬間、それまでは俺個人の野望に過ぎなかったものが、みんなの野望に変わった。ミッションが生まれた瞬間だった。」と当時を振り返りました。
この出来事によって、ミッションの方向性が見えました。未来の子供たちの笑顔のために、事業を通じてよりよい地球を残すんだ!という強い想いをミッションに込めました。
ミッションが経営者だけの「野望」になると、優秀な人は集まらない
ミッション誕生前の「在庫問題を解決し、小売業の経営者を笑顔にする」というビジョンは、瀬川がベビー服事業で経験した3度の倒産危機という原体験に基づくものでした。当時の本人の言葉を借りると「俺みたいな思いを世の中の小売経営者の人たちがしないで済むように」ですので、当時のミッションはまさに瀬川本人の野望とイコールだったわけです。
ところで経営者個人の野望に共感して、一緒に働きたいと思う人はいるのでしょうか?当社も、ミッションが定まる前は採用活動に苦戦していました。
しかしミッションがみんなの野望に変わってからは採用活動の風向きが変わりました。IPO直前だったfreeeから現COOの宇津木が転職してくれたのもこの頃です。
宇津木が書いたnoteはこちら。
エンタープライズ企業に向けたカスタマーサクセスについて、フルカイテンの試行錯誤を惜しみなく公開しています。
瀬川がミッションを船に例えたSlackを紹介しましょう。
航海を企業に置き換えてみると、会社のミッション=皆の野望になっている企業は、簡単に崩れない強い組織だと思います。業績が好調な時はもちろん、ピンチの時こそ、会社の真の実力が試されると思います。フルカイテンのミッションは、社員全員の野望になり、風通しの良い一体感のある組織へとフルカイテンを導いています。
社員の皆さんはどう思っているか
入社前・入社後でミッションに対し、どのような気持ちの変化があったか、社員の皆さんにアンケートを実施しました。
アンケート結果を見ると、社員のみなさんは「自分の仕事は誰かの幸せに繋がっているのか?」を真剣に考えた結果、フルカイテンに入社していると感じました。みんなが同じゴールを目指して走っているので、大変な時はフォローし合い、お互いをリスペクトする社風へと繋がっています。一方で、アンケートにもあるように、とても耳障りがいいミッションなので、「FULL KAITENの導入でCO2を〇%削減した」のように、地球への貢献度を数字で表せるようになると、次のステージに進んでいくと考えています。
瀬川の想いも聞きました。
不良在庫が減れば、地球は平和になる
フルカイテンのミッションは「世界の大量廃棄問題を解決する」です。
必要な商品が必要な量だけ流通する社会を実現できれば、限りある資源を守り今よりずっと良い地球を未来の子供たちに残すことができるはずです。
不良在庫が減れば、地球は平和になる。
私たちはそう信じて、これまでの経験やスキルそして人生の大切な時間をフルカイテンでの仕事にぶつけています。
遠く長い戦いになりますが、ミッションに一直線な会社であり続けたいと思っています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
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