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心理的安全性が高く、成長環境で働きやすい!大人ベンチャー「フルカイテン」に転職して1ヶ月が経過

5月よりフルカイテンのプロダクト戦略室にジョインしました、山本高史と申します。
社内でのニックネームは「やっくん」です。
これまでに呼ばれたことがないニックネームなので、呼ばれてから反応するのにまだ1秒くらいかかっている気がします(笑)

また、入社初日に新しい構図のロゴポーズの開発に貢献できたようです。
おもしろい会社ですよね(笑)

左:やっくん(私)、右:じげんさん(山口さん)



地に足ついた大人のベンチャー

私の経歴をひとことでいうと営業経験10年・プロダクト開発7年です。
営業経験の中身は、コールセンターで使われる問い合わせ管理やナレッジ(FAQ)管理ツールのホリゾンタルSaasと、高級ホテル・街場のレストランの在庫をWEBプラットフォーム上で販売する無形サービスECです。
またプロダクト開発の中身は、大手通信子会社の旅行ECのプロダクト責任者(プロダクトマネージャー)と、大手化粧品・健康食品のEC基幹連携を担当するSIerのエンジニア(プログラマ)です。

組織に所属する限りは役割に関わらず、100%会社にコミットできる焦点を見つけて集中する、逆に言えばマルチタスクが苦手、というのが私の長所でもあり短所でもあります。

営業時代の若々しいスーツでピース(もうこんな若さはないです・・・w)

そんな私のフルカイテン入社のきっかけは二つあります。

一つはカジュアル面談で複数名のボード含む社員の方とお話したことです。
その際にボード含む社員の方の言動から「地に足ついているな〜。」と感じました。

一般論としてスタートアップは、短期で急成長を求められる企業特性上、目標を高く据え過ぎて戦略や組織がその目標にうまくアラインせず浮き足立つ、というのがよくある課題なのかなと思います。
フルカイテンのカジュアル面談では、複数名の社員の方の言動からそういった課題は感じず、スタートアップならではの高いミッションビジョンはありつつも、それを実現するための道筋を個々人で理解していて地に足ついているコメントが多かったです。

特に、一番最初にカジュアル面談を実施頂いたすぐるさん(CPO)のビジョンの説明がわかりやすかったです。具体的には、フルカイテンのミッション実現のためのビジョンは「スーパーサプライチェーン構想*1の実現」なのですが、個人的には「これは壮大だが実現できるな。」と感じました。そう感じた理由は、既に複数の顧客から信頼を得て顧客の大切なデータをお預かりできていること、そしてお預かりしたデータを正しいアプローチで分析することで適正在庫に近づく研究ができていることでリアリティを感じました。もしかすると過去のサービスECにて在庫を複数企業で横串でデータ分析して顧客の売上を2年で50億円あげた経験が活きてこれらを想像しやすかった部分も多少あるかもしれませんが、ビジョンにリアリティがあると感じることはプロダクトを発展させる上で個人的に大切なことじゃないかなと思っています。

*1 スーパーサプライチェーン構想とは
FULL KAITENで世界中の企業の売上データを集約し、そのデータを使って世界のサプライチェーンを最適化します。※下図参照

もう一つは「世界の大量廃棄問題を解決する」という壮大なミッションに惹かれました。

前提として、私はこれまで子供が障害を持って生まれたことから、その障害と向き合い、病気の人でも働ける世の中にすることに10年以上の情熱を注ぎ、この情熱のフィルターを通して様々な仕事に挑んできたのですが、
前職のリスキリングのスタートアップで数千人の会員さまのキャリアに触れ、ユーザーインサイトなどを定量定性で深掘りする中で、ふと「自分は自分の意思でキャリアを選んだことがなかったんだな。」ということに気付かされました。
この気付きから、家族主語から自分主語に転換させキャリアの内省を重ね、「やっぱり自分はプロダクト開発が好きなんや。」にたどり着いたのと同じ時期に、幸運にもフルカイテンのミッションに巡り会うことができ、入社のきっかけとなりました。

「今まで色々なプロダクトをつくってきたけど、これから自分主語に転換しておもいっきりプロダクト開発やるんやろ。それやったらやっぱり世界という壮大なミッションを追うしかないやろ」という周りから見ると子供みたい?(笑)な思いが私の根っこにはあるような気がします。

メンタルの子供っぽさはこの20代のときから変わらず・・・らしいです(他己評価)w

顧客ドメイン知識の深さ

フルカイテンに入社して1ヶ月がたち、今改めて感じるのは入社前に抱いた感情そのまま「地に足ついたスタートアップだな」と感じます。
それはたとえば、社内で飛び交う顧客の業界ドメイン知識の情報の深さにも現れていると思います。

たとえば、カスタマーサクセスの資料で効果検証を説明する資料があるのですが、配送料まで加味した創出利益をSaas導入前後だけでなく、導入後の運用フェーズのABテストで複数のシナリオを展開する手段にまで言及がなされています。

過去、自分がSaasプロダクトの営業をしていたときにカスタマーサクセスは経験済みで結構やり込んだ気がするのですが、導入後の運用フェーズにおいて比較対象を揃えて効果検証を実施して有意差を出していく流れを言語化するのはそう簡単なことではないと思います。

顧客のオペレーションの熟知や、オペレーションの各タッチポイントで現場がどんな感情になるか等、踏まえた上で効果を顧客に実感していただくには提案する側の背景にも膨大な知識や経験が必要になります。それを構造的に言語化しているのはすごいと思います。

フルカイテンのカスタマーサクセスは一つのサービスと言える品質だな、と思いました。

また、カスタマーサクセスの勉強会も頻繁に開催されており、実際に顧客に会いに行くのと近しい解像度の情報が勉強会で手に入ります。もちろん、一次情報を取りに行く動きというのはこれからやるつもりなのですが、頻繁に外に出る時間がないプロダクト開発組織の人にとっては資産といえる勉強会です。

また、会議で飛び交う数字に対するコメントやフィードバックでもドメイン知識の深さを感じます。
たとえば、効果検証の数字の捉え方が相対値・絶対値それぞれで捉えて解釈していたりします。絶対値だけで捉えると特定店舗の過去の情報と比較すると売り上げや粗利が良い結果でも、相対的に同じエリアの他の店舗も含めた割合で結果を捉えると、他も伸びており平凡な結果となることもありえると思います。このような数字の捉え方をカスタマーサクセスのほぼ全員が行えることに驚きました。さすがビッグデータを扱う会社ということなのでしょうか。

信頼できる技術力の高さ

プロダクト開発組織で驚いたのは日々の会議で普通に技術陣からプロダクトオーナーやカスタマーサクセスにプロダクトの改善提案が行われることです。

たとえば、入社直後に参加した会議でテーブルレイアウトを表示する画面のUIについて、ユーザーが別の画面を表示してから改めて元の画面に戻ってテーブルレイアウトを表示した際に、ユーザーが以前に調整した列の幅でテーブルが表示されてしまうという現象のUI改善提案がフロントエンジニア側から行われていました。

これはUIUXの文脈で、列の幅情報をブラウザ内に永続的に保持することでユーザーが別の画面を表示してから改めてテーブルレイアウトの画面に戻って表示したとしてもUXを毀損しないというスマートな提案です。

実現方法はIndexedDBで行うということで、IndexedDBはネットワークの状態にかかわらず高度な問い合わせ機能を持つウェブアプリケーションを作成できますので、アプリケーションがオンラインとオフラインの両方で動作するようなところまでUIUX設計思想として考慮された上での提案だったのではないかと思います。

レベルが高いなと思いました。

また、当社のプロダクト開発組織のドキュメントは構造的に美しいです。
無駄な記載があまりないと言いますか、入社した直後の私が読んでもすぐに全体のアーキテクチャが理解できるように書かれていました。
実は、入社前から「FULL KAITENが持つ販売データは流通総額で1兆円を超え、世界中の在庫を最適化するための研究開発に活かされています」と聞いていたので、アーキテクチャを理解するのに時間がかかるだろうなとドキドキしていましたが、この美しいドキュメントのおかげで想定よりも随分早く全体的なシステム構成のイメージをキャッチアップすることができました。

また、当社の技術スタックは非常に面白いです。先進的であると思いますし、尖ってもいると思います。そして「ここまで考えるの大変だったんだろうな〜(汗)」と思います。
この技術スタックはメンバーにより選定されているので、この事実だけでも技術力の高さを想像していただけるのではないでしょうか。自分たちで技術スタックを選定できることは、常に新しい情報をキャッチアップすることが市場価値となる技術者としては嬉しいことで、これが成長環境の主要素の一つだと思います。

コミュニケーションの丁寧さ

プロダクトマネジメント観点の話です。
私は個人的に丁寧なコミュニケーションというのを重視するタイプなのですが、この観点でも良いエピソードがたくさんあります。

たとえば当社はスラックやMeetを使っているのですが、連絡をする上で非同期であれば【報告】【相談】【Help!】とかをつけて連絡してくださる人が多いです。これは受け手からするとこのあと何をすれば良いかわかりやすいですし、足元のタスクが忙しければ緊急性の低い連絡はあとで確認するなど、脳のスイッチングコスト(疲労)を考慮しやすいです。

また、Meetではスマートな提案やデリバリー、アウトカムが創出されたりした時にはスタンプで労うなどおそらくみんながリワード(報酬)を意図的に行っており、メンバー同士の他人への尊重や心理的安全性への配慮を感じます。

一般的にプロダクト開発は様々な種類のストレスが発生するものだと思います。長時間、デスクに座りっぱなしでドキュメンテーションやコーディング、テスティングを行うので当然だと思います。
そんな中で、良いイベントがあったときには素直に讃えあうというのは金銭的な報酬よりも嬉しい時もあると思います。私はメンタルが幼児なので、すごいものにはすぐに「すごい!」と口走ってしまうのですが、この部分でポジショントークをさせて貰えば、こういった無意識のインタラクションは特に専門性の異なるプロダクト開発組織のメンバー同士で重要になるのではないかなと思っています。

プロダクト戦略室のメンバー。左から時計回りにすぐるさん、次元さん、やっくん(私)

これまでの歴史を尊重しつつ次の段階へ

ここまで良いことをたくさん書いてきましたが、もちろん今後課題に感じることも出てくると思います。個人的にまだあまりクリティカルな課題が見えていないのですが、これからマルチプロダクトの数や組織の人数が増えると、プロダクト的にも組織的にも課題が山積することが想像できます。

ただ、私の拙いプロダクトマネジメント経験から言えるのは、FULL KAITENには下記のような強みがあると思います。

・代表の「発明」から始まっているプロダクトがリスペクトできる

・0→1でプロダクト的に大変な時期を味わっている

FULL KAITENはマルチプロダクト化になっていて、これから自分視点では1→10のようなフェーズかなと思います。
その中で自分ができることは何かと問われると、これまでのプロダクトづくりの歴史や背景を尊重しつつ、これから新しいプロダクトづくりを通して組織の横の連携を強める貢献ができるのではないかと思います。

・前職のプロダクトマネジメント経験ではクロスファンクショナルなスクラム運営を標榜して10名程度のスクラムでしたがそれを実現できたこと 

・前々職のプロダクトマネジメント経験では30人規模のBiz/PdM/Dev組織で様々な摩擦や苦難を乗り越えてほぼ全員の協力を引き出せたこと

個人的にはBiz側プロダクト開発側、分け隔てなく連携できるのではないかと思います。
綺麗事に聞こえるし「実際には難しいのでは?」と疑心暗鬼に受け取られる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の視点ではチームでプロダクトを作り成果を出したときの達成感ほどこれまでのキャリアで嬉しかったことはないなと感じるため、上記の貢献が実現できるのではないかなと思っています。

最後に、以下のような指向のエンジニアの方で、当社にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひカジュアル面談をお申し込みください。

・顧客を第一に考える
・チームでプロダクト開発をする
・成果に向けて考え行動できる

こんな人が向いていると思います。お待ちしています!


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