恋愛処方箋 終わった恋の忘れ方
大好きだった彼に振られてしまった時、
大好きだった彼女に
別れを告げられてしまった時、
もうそれはどうしようもなく辛い…。
若かりし頃の私はメンヘラちゃんだったので
それはそれは辛い振られ方も経験済み。
あの頃の辛さを思うと
今こうして生きてるのって
奇跡って思えるほど。
だって死ぬほど辛かったし
苦しかったし息できないくらいだったし。
(息してたけどさw)
食べることが大好きなのに
食べ物の味もわからなくなったし
何もする気が起きなかった。
お友達は心配して寄り添ってくれたけど
決まってこうアドバイスしてきた。
「もう忘れなよ、そんな男」
「モテるんだから絶対に
次にいい男捕まるって」
「パーッと飲み行こ!」
慰めたい気持ち、
心配してくれる気持ちはよくわかる。
だけど
忘れられないから辛いし
彼しかいないって思ってるのに
他の男なんて考えられないし
彼にモテたいのに…
飲みに行っても満たされない…
辛いのは変わらない
当時の私はそんな感じだった。
大好きな人との別れは
楽しい思い出を
よりくっきりと浮かび上がらせ
そこに執着してしまうからこそ
余計に辛く苦しいものとなる。
この苦しみからは一生逃れられない…
私の人生は終わってしまったんだ。
そこまで思う。ていうか思ってた。
色々経験を積んで思うことは
無理に忘れようとしないこと
これに尽きる。
もう忘れちゃいなと言われても
絶対に無理なのだから。
彼との思い出話を
お友達にとことん聞いてもらおう。
楽しかったこと、苦しかったことを
沢山沢山吐き出すのだ。
敢えてこの言葉を使うけれど
「毒素」を抜くには
「デトックス」が必要となる。
デトックスにはとにかく
誰かに話を聞いてもらって
とことん吐き出すこと。
辛い〜
苦しい〜
忘れられない〜
という叫びでもなんでもいい。
聞いてくれる友達がいなければ
カウンセラーでも
SNS上のお友達でも
例えば私でも
誰でもいいのだ。
人は自分の殻に閉じこもっていると
余計なことを考えるし
その余計な考えは必ずと言っていいほど
悪い方向へ「育つ」。
悪い妄想はどんどん膨らみ
心を蝕んでゆく。
そうなってくると
自己肯定感を上げるどころの騒ぎではない。
気力だけが奪われていく。
でも
誰かに話を聞いてもらえるというだけで
不思議と心の中の膿が取れていく感覚になり
頭の中も少しずつ整理されていく。
なぜダメになったのかも
冷静に考えられるようになってくる。
そこまできた時に
やっぱり彼しかいないと思うのなら
復縁に向けて策を練るのもよし。
すっぱり諦めて他に行くのもよし。
しばらくは自分磨きに精を出すのもよし。
とにかく吐き出すこと。
無理に忘れようとしないこと。
そして一度は
自分を好きになってくれた相手に
感謝できると最高。
そうすることで重い扉は開かれ
明るい光が見えてくるのだ。