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人に頼む技術

人に何か頼む機会は少なくありませんが、人に頼むのを苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。
私もその一人で、最近も市場調査のため全く知らない方にインスタグラムから連絡させていただたのですが、なかなか難しい。
そんなときに読んだのが「人に頼む技術」です。結論、恐れずに人に頼もう!!


第2章 なぜ”頼んでも断られるだろう”と思うのか

・私たちが思っているよりも、人は誰かを助けたがっている

・一度断られた相手に別の頼みごとをしたとき、助けてくれる確率は低くなるのではなく、高くなる

・認知的不協和の修正
私たちは、自分の頭の中にある複数の考えが一貫していること、その考えと一致する行動をとることを好む。認知的不協和のために一度「YES」といった相手からの依頼に「NO」と答えにくくなる。


第3章 ”頼み事をしたら嫌がられるかもしれない”という誤解

・頼み事に応じるとその人に好意を抱く
例)ある議員がフランクリン(苦手な人)から価値の高い稀少本を貸してほしいと頼まれて、本を貸すときに生じた現象

①頼み事を断るときに大きな抵抗感を覚える

②価値の高い稀少本を貸した

③フランクリンのことは好きではない

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議員が時間を戻して、フランクリンに本を貸すのをやめることはできない。なので、この議員にとって不快感を取り除くにはフランクリンを好きになるしかない。

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↓認知的不協和の修正

フランクリンに好意を抱けば、問題は解決。
-好きな人のために好意的な態度をとることは自然で一貫した行動である。

・与えることがもたらす良い気分も過小評価されている
助けることで気分をやわらげたり、人生の満足度があがったり…と助けた側に様々なメリットがある。


第4章 ”助けを求めること”が抱える矛盾


・誰かを助けたいけど、助けることを強いられること、コントロールされることをとても嫌がる

第9章 「有効性」を感じさせる

人を動かす力には、仲間意識、自尊心そして有効性を感じられること。

起業家は、「幸せ」だから立ち上げたばかりの会社を軌道にのせるために一週間に100時間も働くわけではありません。
オリンピックレベルのアスリートは、友達に囲まれた楽しい暮らしを諦めてスポーツ界でパフォーマンスの限界を追求することを「楽しい」とは思っていません。

自分たちの行動が現実世界に影響を及ぼしているという手応えを感じているからこそ、それを続けていく。

まとめ
1回断られても、引き受けてもらっても次にお願いしたとき助けてもらえる率が上がり、好感度も上がるなら助けてもらわない手はないですね。

助けを求めていると相手に確信してもらう努力も必要ですよ。”頼む”シーンだけでなく普段のコミュニケーションでも役に立つ本です。






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