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「そのままの私でいて」と言われても
私が上京すると伝えると何人かの人に
「ともにはそのままでいて欲しい」
と言われたことがある。
私はずっとこの言葉が不思議というか苦手というか
その人にとっての私の見え方やどんなところをそのままでいて欲しいのか私には分からなかった。
私は大学卒業までの22年間ずっと田舎で育った。
高校の頃から都会に憧れを抱いていて就職は東京に行きたいと親にも伝え、実際に東京に就職した。
初めて地元から離れた場所での生活は楽しくて仕方なかった。
ネットで見ていたお店があちこちにあったり、行ってみたかった美術館や飲食店、行ったらすぐに来る電車も快適な生活を送った。
しかし、「人」のことを考えた時田舎とは違った印象を抱いた。
私はどこかで「東京の人は冷たい」と聞いたことがあった
しかし、以前の私はその理由も意味もよくわかっていなかった。
東京での生活をして行くうちになんとなくわかった体験があった。
田舎だとご年配の方が重い荷物を持っていたら持ってあげたり、声をかけるなど日常的に行っている印象だった
しかし、東京にはたくさんの人がいるから、誰かが具合悪そうにしていたとしても他の人が助けるだろうと通り過ぎている光景をよく見る
この光景を頻繁に見ていると、私は声をかける行為が少し勇気がいることのように感じてしまった。
「声をかけたら何か言われるかな」
「無視されたらどうしよう」
そんな不安から私は東京にいる時周りと同じで見て見ぬふりをするようになった。
また、これは私の住んでいたマンションだけかもしれないが近所付き合いのようなものがなかったり、近所の人に挨拶をしても冷たい目で見られることなど田舎と都会での「人」がここまで違うことには驚いた。
この体験をして、「人」という面では田舎で育ったからこそ体験できたことを知ることができた。
「そのままでいて欲しい」
という言葉の意味が少しわかった気がした。
もう少し私に勇気があれば、あなたの想像している私のままでいれたのかな
これも私のままなのか、、、
この言葉をかけてくれた人にしか分からないけど
これからも私は私でいることを
大切にしたいと思ってるよ