遅めの早場米(11周目3月11日〜17日)
今週の振り返り
研修先のお米の種まきを手伝いさせていただきました。
昨年も同様の仕事をお手伝いさせていただきました。
田んぼの準備以外でのお米栽培は
米の芽出し→種まき→育苗→田植え。
私たちが食べている白米ではなく玄米の状態で水に漬け込み芽を出します。
一定の温度を確保でき、水を循環できる機械にネットに入れた玄米を入れます。積算温度に達すると芽が出てきますので、育苗箱に肥料の入った土をひいて、米を入れお水をかけていきます。
その育苗箱をハウスの中に入れ保湿、育ちやすい温度で管理されます。
と、全ての行程において機械が使われ、効率よくたくさん収穫できるように栽培されます。近代農業の賜物。この機械の代わりに人がいると思うと賑やかだろうなと思います。
思ったこと
契約させていただいた農地をひとり開墾する時間は今の自分にとってとても大切な時間。
祖父母が残してくれて、両親が管理してくれた農地。
作付けした作物が育つ想像。
ほとんど手作業で行う農地の開墾。
過去と現在と未来が一つの場所に集まるような感覚があり、感謝と肉体労働と希望が自分を動かしてくれてます。
効率を求めれば近代農業にかなうものはないと思います。
果たしてそれでいいのでしょうか?
旬や鮮度、栽培の過程に想いを乗せて栽培してみたいと思った1週間でした。