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#3
processing~記憶の部屋~#2「キーワード」
天井につるされたスピーカーが鳴り出した。
スピーカーから女性が話しかけてきた。
『槙野、浅倉、桃山、目が覚めましたね。ようこそ”記憶の部屋”へ。』
槙野が先に口を開けた。
「だ、だれだ!なんで俺らをここに閉じ込めた!?」
「お願い!出して!ここから出して!」
桃山が声をあげた。
『あなたたちにはいくつかの問題を解いてもらいます。その問題を解くことによってあなたたちをここから出してあげ
processing~記憶の部屋~#3「四人」
「浅倉ちゃんすごいね!まさか一発で共通点見つけたね!私たち同期になるんだね!すごい!」
「桃山。そんな嬉しいそうに言うな。」
「別にいいじゃん!もしここ抜けたら私たち働くんだよ!入社前にもうお友達ってことじゃん!」
その瞬間まだ目を冷ましていなかった男性が目を開けた。
「う・・・う・・・・こ、ここは・・・。」
「おい!大丈夫か?わかるか?」
槙野が男性に近づいた。
「あ、はい・・・大