見事な大航海
こんにちは。
スポーツメンタルコーチの福岡正一です。
立派な大航海
新庄監督率いる北海道日本ハムファイターズは、惜しくもクライマックスシリーズファイナルで敗れてしまいましたね。しかし、就任から3年間、本当に立派な「大航海」だったのではないでしょうか。
ファイターズの躍進にはさまざまな要因があると思いますが、僕が特に注目したのは「安心感」です。
新庄監督が就任した当初、僕が気になっていたのは、重要な場面で腕を振れない投手、バットを振れない選手、次の塁に進むのを恐れる選手たちへの残念な反応でした。
しかし、選手たちが1人ずつその壁を乗り越えると、新庄監督は「よく勝負した!」「よく振った!」「よく走った!」と、プロセスをしっかり賞賛しました。約束を守る選手には、可能な限りその場で起用し続ける。このような手法により、選手たちは「チャレンジすること」への安心感と、大舞台や重要な場面で思い切りプレーすることの気持ちよさを得ていきました。それが、ファイターズの大躍進の最大の要因だと僕は感じています。
結果として、良い成果が生まれることもあれば、逆に「練習が足りない」と気づかせることもありました。そして、選手たちが安心感を得て思い切りプレーできたことや、最後まで諦めない姿勢が感動を呼び起こし、チーム全体でその意識が共有され共時したことが、成長の大きな要因だったのではないでしょうか。
0ベースでのチームビルディング
新庄監督のここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。ノンテンダーやFAによる選手の流出、一見奇抜に見える選手起用など、さまざまな逆風が吹く中で、0ベースに近い状態からのチームビルディングを成し遂げたのは、まさに見事というほかありません。
いまだに品行方正を重んじる風潮がある中で、喜怒哀楽という感情の起伏を抑えずに取り扱う新庄監督の姿勢から、僕自身もスポーツメンタルコーチとして多くの学びを得ました。
ちなみに、僕のクライアントから最も多くフィードバックされるのも、この「安心感」です。
さて、新庄監督の今後の去就はいかに。
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