Webカタログで手を抜くな【文フリ奮闘記⑨】
文学フリマ東京37に出店!やってきたことの記録マガジンです。
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えー今回は自戒も込めて強めに叫びたいテーマですね。文学フリマ出店者はWebカタログで手を抜くな。ですね。
書き方のコツとどれくらい大事かをお伝えします。
文学フリマ東京ともなってくると出店は昨今1800ブースを越え?来場者1万人?とか宇宙みたいなことになってるので、気を抜くと埋もれに埋もれる。
人数が増えてきたので当日、偶然の出会いは年々難しくなってきてるように感じます。事前に目星をつけてそこめがけて行く人が多い。となると、同じ会場に居合わせてるのに出会わない。みたいな涙のすれ違いが余裕で起きる。
一生懸命書き上げた作品を引っ提げて、ブース代払って挑んでる訳ですから良き出会いをしたいですよね。
ストレートに言うと、買ってもらいたいですよね。
『買ってもらう』にはまず『知ってもらう』ことから。そして知ってもらうタイミングは事前か、当日かしかない。
当日の方はフィジカル。その場でのコミュニケーションやプレゼン、あとは目立つブースでの勝負。
事前の方はロジカル。Twitterやnote、Webカタログでの効果的な宣伝と拡散で勝負。
という訳で事前にどれだけ興味を持ってもらうかは結構、鍵。中でも公式のWebカタログは我々の強い味方です。
にも関わらず!
手を抜いてる人が多くないか!?
というのが個人的な感想です。
必要な情報は全部書かれてるか?本の魅力や、作品への思いは伝わるか?
僕は買い手としてもWebカタログを眺めるのですが、情報足りない人が結構多い!書影がないのは論外!あと値段は載せよ?概要はそれで大丈夫??
10月半ばくらいの時は「まぁまぁまだ日にちあるからな…」と思ってたけどもう11月ですよ!流石にもう値段とか表紙決まってるでしょ!?書きましょ!?ね?今やりましょ?
当日買い手としても回りたいので「気になる!」リストを作ってるのですが本が500円なのか1500円なのかで大分、こちらのお財布事情が変わってくるよ…。
情報を載せるのも見やすく書くのも全部優しさだと思ってます。ああ優しくなりたいね。
という訳で長くなりましたがWebカタログの書き方のポイントを考えたのでご覧くださいませ。当たり前のことしか言ってないですが…。
宣伝
◆◆◆Webカタログの書き方ポイント◆◆◆
文量と見やすさを確保せよ
まずは改行を上手に使って見やすい文章を意識しましょう。ちなみにブース紹介の部分は改行ができません。(br/)みたいになっちゃうから注意。
一方、個別の本紹介の部分は結構アレンジ可です。改行の魔術師になって読みやすさを演出してください。
さらに文字色を変えたり下線を引けたりするのでアクセントつけるとさらにgood!!
どんな人間が書いてるか?
特殊な職業とか経歴がある人は書いた方がいいですね。普通の主婦なら「普通の主婦です」も立派な肩書きだと思います。
ここはあえて触れず作品の内容を全面に押すのもアリ。
どんなことが書かれてるのか?
概要を短くまとめたり、テーマを一撃で表すキャッチコピーがあると分かりやすい。
小説系だったら、文庫の裏に書いてあるようなそそるあらすじが書けたら勝ちですね。
エッセイ系なら章のタイトルをそのまま載せるのもありかと。
値段
書いて。
大きさやページ
ここは必須ではないですが、あると親切。文庫サイズなのか、A5とかの大きめなのか…。薄めなのか、しっかり読み応えある感じなのか。事前にわかるに越したことはありません。
素敵な事例
続いて、Webカタログ見てきた中でいいなぁと思った例をご紹介します。ちなみにおもろそうなので、この作品を買うことは自分の中で決定しております。
勝手に話題に出しちゃうけど宣伝するのでお許しください。
ラジオネーム:パラダイス楽園さんですね。面識はなく、僕が一方的に注目してる方の1人です。まずはブース紹介をご覧ください。
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ハガキ職人(ラジオに投稿する人)というワード強い。エンタメ系が好きなんだろうなーってことや、ネタを考えるのが好きなことが伺えます。
そしてその他の趣味と本業と見た目の特徴。さらには自分の性格まで。よくもまぁ必要な情報をこんなにタイトに。どんな人か浮かんでくるので素晴らしいですね。普通に本業のテレビディレクターも気になるし。
そして今回の新刊の概要で締めくくり。まさにお手本の方な自己紹介でした!
さらに本紹介も併せて見ていきましょう!
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赤字や下線を駆使してます。内容を端的に表すキャッチコピーから始まり、気になるエッセイのタイトルの羅列。で最後に同時発売の新刊のURLを添えてフィニッシュ。これまたお見事。
分量もちょうどよく見やすい。改行の魔術師やん。学生時代、改行やってました?ってくらいお上手。
どうです?なんか読みたくなってきませんか?気になったら是非「気になる」ボタンをポチッと押してあげてください。出店者からすると「気になる」ボタンの数が増えるのめっちゃ嬉しいんですよ。
パラ楽さんのWebカタログページ
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https://c.bunfree.net/c/tokyo37/h1/G/1
まとめ
まぁ自分なりの意見をごちゃごちゃ書かせてもらいましたが全ては優しさだと思うんです。見てくれた人に過不足なく情報を伝える。
その上で好き嫌い、買う買わないの判断を委ねたい。
まずは、あなたの作品が多くの人に見られますように。ネット宣伝をうまく活用していきたいですね。
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という訳で僕も文学フリマ東京37に出店します。11月11日!当日お会いできたら嬉しいです。
Webカタログはこちら
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https://c.bunfree.net/c/tokyo37/h1/G/17
僕のカタログにもし優しさが足りてなかったら教えてください!よろしくお願いします。