陰陽師 ・ 天文 ・ 暦 山田虹太郎さん(福井県おおい町)
西の鯖街道、京の都と若狭國を結ぶ山あいの郷、名田庄
ここに珍しいミュージアムがあると聞いてやってきました~
陰陽師!?安倍晴明!?
「ここは安倍晴明につながる土御門家(つちみかどけ)がこの地に拠点を置いたことに由来した“陰陽師(おんみょうじ)”と”天文”と”暦”の博物館です」
陰陽師って野村萬斎さん主演の映画ですよね、1も2も見ましたよ!
真田広之さんや中井貴一さんが鬼になって襲ってきましたよね~
ハラハラ、ドキドキしました!
「それは映画のお話で、実際の陰陽師は空は飛ばないですよ…(笑)」
と、この後、フィクションと史実の違いを詳しく教えてくださったこの方
「暦会館」の山田虹太郎さんです
陰陽寮(おんみょうりょう)とは?
「さ、中へどうぞ」
「陰陽師は古代律令制下の中務省(なかつかさしょう)に属する機関、陰陽寮という部署の官職で、いわば公務員です」
「陰陽寮では暦、今でいうカレンダーを制作したり、天文観測をしたりする、とても重要な仕事を担っていました」
そうだったんですね〜
陰陽師って鬼とか魔物をやっつける呪術師みたいに思ってました(笑)
旧暦 と 新暦
「陰陽師は今でいう”旧暦”を制作していました」
「現在使われているのは”新暦”で、以前に使われていた暦が旧暦です」
「おなじみの”お月見”は旧暦の八月十五日の行事になります」
「2021年は9月21日がそれに当たります」
「十五夜とか仲秋の名月と呼ばれるお月見は、ススキを飾って、月見団子や里芋、枝豆、栗などを盛って、お神酒とともに美しい月をながめて楽しんでいたそうです」
「現代でもお月見をされる方は多いですが、これも旧暦文化の名残ですね」
じゃあ”月見うどん”も旧暦の名残だったりして〜(笑)🥢
古文書を解読して、S N Sで発信中
「古い書物を読み解いて、ツイッターやフェイスブックで発信しています」
「暦会館にもぜひ来ていただきたいですが、遠方の方にも暦会館の取り組みに触れていただきたいと思って」
それは有難い!
フィクションでない陰陽師を知ると歴史の見方が変わる
そう思いました
とっても勉強になりました!
「いろいろな企画展をしてますので、また起こしくださいね」
はい、また来ます〜
ちおこ