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世界三大公園樹「ヒマラヤスギ」の球果に出会った散歩道🚶‍♂️🚶‍♀️

幾度となく歩いている泉ケ丘方面緑道で「ヒマラヤスギ」の球果をを見つけたのは2023年11月21日だった。緑道に沿って多くの公園樹の植栽がなされているので眺めていたら大きな“松ぽっくり”を見つけた。プレートには「ヒマラヤシーダ」となっている。帰宅後に、ネット検索すると“世界3大公園樹”だと。原産地はヒマラヤ北西部、カシミール、アフガニスタンの標高1100m〜4000mの高地に自生する常緑樹でスギではなく松の仲間だと。松ぽっくりが熟して落下すると、バラの花の様な形をすることから“シダーローズ”と呼ばれている。

先日、ソロソロ落下していないかと散歩がてら訪ねてみたがまだまだ松ぽっくりは木に残っている。どんな木なのかみてみよう🎶

ヒマラヤスギとは?

◉マツ科 ・ヒマラヤスギ属(Cedrus)   ・常緑針葉樹

◉和名  ・ヒマラヤスギ ・ヒマラヤシーダー

◉日本渡来・明治12年 増上寺の門前に植えたものが最初とされる

◉雌雄同株   ・雄花開花 10月〜11月


2023年11月21日 散歩道

緑道脇に1本ヒマラヤスギ 今まで幾度となく歩いている散歩道
全く気付かなかった。高所に球果が付いている。

幹は直立し樹高は20〜30mになる。原産地では50mに達するという。
世界3大公園樹の一つ(・ヒマラヤスギ・ナンヨウスギ・コウヤマキ)

⚫︎”ヒマラヤシーダ“のプレート表示です

低い枝に“松ぽっくり”を見つけた。初めての出会いです

球果は直立し、10〜11月に熟する。もう完熟?

他の低い枝では球果の隣片が落下している。完熟すればこうなる?

種子は、隣片に挟まれた薄膜でくさび状で片鱗落下で飛散する
枝を持ったらパラパラと落下したので拾って持ち帰る

球果はチラホラと付いています

ヒマラヤスギは「雌雄同株」だけど、雄花は残っているかなぁ?

何故か?この木には雄花は見当たらない。落下もしていない。見上げてみると1個ある様ですが、真ん中の枝にあるのはどうか?分からない!

球果が結実しているので、雄花はある筈だ!

緑道を大蓮公園方面に進んだ。

坂道を登る。歩道にこれなんだろうと?

歩道にびっしり、毛虫の集団?

落下しているのはヒマラヤスギの雄花です。びっくり‼️

花期は10月から11月です。ピークは過ぎています

見上げるとまだ枝には雄花がびっしり残っています。しかし、雌雄同株だけど、この枝には球果は見当たらない。なぜ?

どう見ても球果はは見当たらない。雌雄同株だけど個体によるのかなぁ?

手で揺すると花粉が飛散します

坂を上がり切ると別のヒラマヤスギが数本ある。松ぽっくりを探したがなかなか見つからない・・・・あった! でも球果はは少ないなぁ?

雌花も咲いているはずだと探す👀
雌花の形跡はないかなぁ🔎 もしかして? どうかなぁ?

小さな芽があるけど雌花が結実しているのではと思う?→幼球果?

落下した球果の片鱗を持ち帰って観察した
ヒマラヤスギの球果の片鱗と種子はどうなのかなぁ?

⚫︎拾った片鱗です。種鱗(種子)がへばり付いているのもあるけど分かりにくい

⚫︎片鱗の拡大 種鱗がくっ付いています

⚫︎拡大してみた 種鱗はへばり付いています。薄くて識別が難しい

⚫︎薄い種鱗です。くさび型をし尖った先端に種子がある。

⚫︎種鱗です。軽くて少しの風でも飛びます

⚫︎落下していた雄花です 黄色い花粉が出る

⚫︎花粉といっても、微粒子ですね

1個でこれだけの花粉を放出することからこの周辺は大量の花粉が飛散したことになる。雌花らしき枝は見つけたが定かではない。


2024年1月30日
ヒマラヤスギの球果と雌花の成長してる様子を見に立ち寄った。アレだけの花粉を飛ばしたのだから、雌花は受粉していてもおかしくない

⚫︎球果はまだ残っているが隣片の隙間も開いて、いつ散ってもおかしくない感じです

残念乍、ヒマラヤスギの松ぽっくりはこのままの状態では落ちる事はないとの事で、樹上でバラバラになってしまう。種子を遠くに飛ばす。
運良く“シダーローズ”に巡り会えたら幸運かもしれない

⚫︎この様にすっかり飛散しているのもある

⚫︎では雌花の様子は如何なのか?探してみた🔍

あったぞ〜 これやー 幼球果? これから秋に向かって成長する

低い枝でラッキーだけどこれから無事に育ってくれるかなぁ?頑張れ

これが特大の卵の大きさへ成長する。楽しみです。

幼球果が全て無事にマツカサに成長するとは限らない様です。確かに球果の数は少ない感じがする

以上、ヒマラヤスギノの球果を見つけたのは昨年11月だった。雌雄同株なので、雌雄の開花と球果の同時が楽しめる。開花は10月〜11月に照準を合わせるつもりで今年は随時立ち寄り観察してみよう。特に、雌花の受粉時頃からの様子を見つけたいものだ。(雌花の紫幼球果もあるかも知れない)
低い枝は限られるので運に任せよう。


ヒマラヤスギの植栽場所は2ヶ所ある







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