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オーストラリア『16歳未満のSNS禁止』の新ルールの背景と影響まとめ
2024年11月に発表された「16歳未満SNS禁止」の新ルールについて、かなりざっくりですがこの記事にまとめておきます。
(WEB系の仕事してるフリーランスゆえ、日本のクライアントからの質問がちょこちょこ来るんで、、、個人の見解ではなく、既に公表されている情報の概要です)
オーストラリア、16歳未満のSNS利用を禁止へ – 2025年施行
オーストラリア政府は16歳未満の子どもがSNSを利用することを禁止する法律を成立させました。
この新しい規制により、Instagram、X(旧Twitter)、Instagram、TikTokなどのSNSを16歳未満が利用することができなくなります。
この法律は2024年11月に可決され、2025年後半に施行される予定です。
新しい規制のポイント
年齢制限:16歳以上でなければ、指定されたSNSアカウントを作成・維持できない
企業の義務:SNS運営会社は、16歳未満の利用を防ぐための対策を講じる必要がある
違反時の罰則:企業が規制に違反した場合、最大4950万オーストラリアドル(約47億円)の罰金が科される可能性あり (※2025年2月現在のレートで換算)
例外:
教育・医療関連のプラットフォーム(WhatsApp、YouTube、Google Classroom、Kids Helplineなど)は適用外
なぜオーストラリアで16歳未満のSNS利用が禁止されるのか?
オーストラリア政府は、子どもたちのオンライン上の安全を守るためにこの規制を導入しました。
以下の問題が深刻化していることが指摘されています。
ネットいじめ(サイバー・ブルーイング):SNSを通じたいじめが深刻化し、子どもたちの精神的な健康に悪影響を与えている。
メンタルヘルスへの影響:SNSの過剰使用が不安やうつ病のリスクを高めるという研究結果も。
プライバシーのリスク:個人情報の漏洩や、知らない大人との危険なやりとりが増えている。
施行スケジュール
2024年11月28日:オーストラリア議会で可決
2025年後半:施行予定(企業が対応策を整える期間あり)
賛否両論 – 世間の反応は?
この新しい法律には、さまざまな意見が寄せられています。
賛成派(主に親や教育関係者)
「子どもたちを危険なオンライン環境から守る必要がある」
「SNSの悪影響が懸念される今、必要な措置」
反対派(子どもの権利団体など)
「子どもの権利を制限しすぎる」
「SNSを禁止しても、代わりに規制の緩いプラットフォームを利用する可能性がある」
今後の展開
今後、SNS企業がどのように対応し、16歳未満の利用を防ぐ仕組みを導入するのかが注目されています。
また、この規制が本当にサイバーブリーやオンライン上のリスク軽減に効果を発揮するのかも、国内外の関係者が関心を寄せています。
この新ルールの影響について詳しく知りたい方は、以下の動画もチェックしてみてください。
「オーストラリアのSNS禁止、16歳未満に効果はあるのか?」
今回の「16歳未満のSNS禁止ルール」は、子どもを守るための新たな試みですが、実施の方法や影響についてはまだ議論が続いています。今後の動向に注目していきましょう。
【参照リンク】
Reuters: Australia passes social media ban for children under 16
Wikipedia: Online Safety Amendment
BBC World Serivice: Will Australia's social media ban for under-16s work?
(YouTubeチャンネルです。※音が出ます)
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