「身内の不幸~緊急帰国」の一部始終、お金と時間の大切さ
今朝、マレーシア人のパートナー(以下タムタム)のお父さんが亡くなりました。
私たちはオーストラリアで暮らすマレーシア人と日本人の事実婚カップルで、お互いの母国ではない第三国を定住の地として選びました。
海外生活において、避けては通れない「身内の不幸からの緊急帰国」の1日の流れ、
そして、
改めて感じた「お金と時間の大切さ」について、記憶が薄れる前に書き残しておきたいと思います。
マレーシアから訃報→私は同行する?の家族会議
朝、マレーシアで暮らすタムタムの妹からお父さんが亡くなったと連絡が入りました。
彼の家庭環境は複雑なため「おとうさん」は「育ての親」ではありません。
【タムタムの家庭環境】家庭環境が複雑だった男性の7つの特徴 どんな大人に成長する?
だから、精神的なショックを受けたり、悲しんでいる様子は見せず、
「ふくちゃん(私)はシドニーでお留守番しててね」
と、私が一番気になることを伝え、その理由も完結に説明しました。
会社や商売をやっている親族が多いので、仕事関連で時間が取られてしまうだろう、との理由でした。
どっちでもよかったのですが、本心ではちょっとホッとした・・・が正直なところです。(義理の親族との付き合いは得意ではないので)
マレーシア行き航空券の購入
というわけで、タムタム一人分のチケットを購入。
これが旅行なら「安い日」「安い航空会社」を選べますが、突発的な帰国なので、
「今日中に帰国できる直行便」一択です。
シドニー発クアラルンプール行きのフライトはエアアジアとマレーシア航空。
遅延やキャンセルのリスクが伴うLCCは避け、割高でもマレーシア航空を選択しました。
ここはケチってはいけないところ。
帰りの日は未定なので片道チケットを購入。
次は仕事関係のあれこれを片付けます。
仕事関係者に連絡・指示を出す
タムタムは個人事業主なので時間の融通は会社員に比べてかなりきく方です。
それでも、仕事関係者にはしばらくシドニーを離れる旨はきちんと伝えなければなりません。
あっちこっちに連絡をし、適宜指示を出し、自分が不在の間もビジネスが回るように手配。
こんなにてきぱき仕事をこなせる人だったんだ、、、と新たな発見をした気分でした。
シドニーに残る私の食材の買い物・手配
我が家の料理担当はタムタムなので、緊急帰国が決まったと同時に私の食事も心配していたようです。
フライトまでにまだ時間があるから買い物に行こう!と誘われました。
いや、今それ心配することじゃないでしょ、と思ったけど、食べ物を買っておくことで、彼の心配が緩和するのでしょう(たぶん)
冷凍食品や豆乳、インスタントラーメンなどを購入し、料理担当の不在に備えます。
果物や野菜はタムタムが普段買い物をしているオーガニックマーケットに連絡をし、土曜日にまとめて配達されるよう手配していました。
どんだけ食べ物の心配されているんだ。。。。
シドニー空港からクアラルンプールへ出発
Uberを呼び、タムタムはひとりで空港に向かいました。
普段から別行動が多いので、こんな時でも「空港に見送りに行く」ということはしません。彼も望んでいないでしょう。
空港に到着した彼からはたくさんの画像が送られてきました。
おさえていた旅心が暴れだしそうになりました。
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ついさっき「搭乗した」との連絡があり、
なんだか長い1日だったなぁ。。。と気が抜けそうになっています。
改めて思う「お金と時間」の大切さ
今回の出来事を通し、改めて「お金と時間」の大切さについて考えさせられました。
というのも、
「タムタムはいつ帰ってくるかわからない」=いつ通常通り仕事ができるかわからない
という状況です。
詳細は省きますが彼のお父さんは急死でした。
周りの兄弟や親族は憔悴しきっていて、彼らの心のケアも必要。
経営者不在となったお父さんのビジネスをどうするか?も家族間で相談も必要でしょう。
「私のことやお金のことは心配しないで、納得できるまでマレーシアにいなさい」
と言って送り出しました。
家族をサポートするために時間とお金はなくてはならないものです。
私はシドニーで稼ぐ、今までよりもうちょっと気合を入れて。
タムタムはマレーシアで時間をかけて家族を支える。
そんな毎日が今夜からスタートです。