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と思った一冊 136
【仕事のためには生きてない】
筆者 安藤祐介
発行 株式会社KADOKAWA
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職場も世の中も、
捨てたもんじゃないって思いたい
『ミカゲ食品は「スマイルコンプライアンス」の精神で、信頼回復に努めてまいります』
異物混入騒動への社長の発言が炎上した翌日、35歳の多治見勇吉は、〈スマイルコンプライアンス準備室〉に異動となる。実体不明の社長の言葉を形にしろというのだ。
社長に忖度する役員の無茶ブリ、会議のための会議、終わらぬ資料作り。趣味のバンド活動が最優先だった勇吉も、仕事漬けの毎日に。そんな中、バンド仲間が余命宣告を受ける。
「自分はどうして、こんなに働いているのだろう」よりよく働ける職場を目指し、勇吉の奮闘が始まる。
ご閲覧くださりありがとうございます!
捨てたもん
じゃないですね
思いあふれる一冊を
紡ぐことができたら嬉しいです!