わたしの一冊 53 5 ふくのしおり 2024年6月5日 07:29 【川のある街】筆者 江國香織発行 株式会社朝日新聞出版記憶はかなく移りゆく濃密な生の営み。人生の三つの〈時間〉を川の流れる三つの〈場所〉から描く、生きとし生けるものを温かく包みこむ慈愛の物語。ひとが暮らすところには、いつも川が流れている。両親の離婚によって母親の実家近くに暮らしはじめた望子。そのマンションの部屋からは郊外を流れる大きな川が見える。父親との面会、新しくできた友達。望子の目に映る景色と彼女の成長を活写した「川のある街」。河口近くの市街地を根城とするカラスたち、結婚相手の家族に会うため北陸の地方都市にやってきた麻美、出産を控える三人の妊婦……。閑散とした街に住まうひとびとの地縁と鳥たちの生態を同じ地平で描く「川のある街 Ⅱ」。四十年以上も前に運河の張りめぐらされたヨーロッパの街に移住した芙美子。認知症が進行するなか鮮やかに思い出されるのは、今は亡き愛する希子との生活だ。水の都を舞台に、薄れ、霞み、消えゆく記憶のありようをとらえた「川のある街 Ⅲ」。〈場所〉と〈時間〉と〈生〉を描いた三編を収録。株式会社朝日新聞出版書籍内容紹介よりご閲覧くださりありがとうございます!うつりゆく今日も川は流れていますねわたしの一冊があなたの一冊へ紡ぐことができたら嬉しいです! ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #読書 #本 #時間 #場所 #川 #私の本棚 #うた #江國香織 #一冊 #川のある街 5