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オセロから見えた逆算思考の考え方(人生大逆転)

先日、久しぶりに実家へ息子、娘を連れて帰った。両親とも、年齢をかなり重ねてしまっているが、全然元気でいてくれていること。一緒に過ごしている時間は本当に感謝の気持ちしか湧いてこなかった。

父親と、次男がオセロを始めた。
昔、小さい時よくオセロや、将棋をしてもらったことを思い出す。

いつもコテンパにやられ、「なんでここを取らないんだ」なんてお遊びなのによく怒られていた。悔しくて悔しくて、ただその感情だけが勝り、その当時は、それが次へのステップにもなりようがなく毎回同じことを繰り返していた。

多く取れるところばかりとっていた。

二人の対局を見ていると、やはり次男は私と同じ多く取れるところばかり狙っていった。
父親は、年齢も重なって久し振りというのもあったのだろうか。確かに「まだまだキレてるなぁ」と思うところもあったが、凡ミスも目立った。

息子が、私と同じように怒られないか、せっかくゲームを楽しんでいるのに説教じみたようにならないか見守っていた。

1回目も、2回目も最後に大逆転で父親が勝った。
何回か、ここはここに置くのが最良手というところを次男に教えて、形勢を有利にしたけれど、勝負どころで置くところを間違え大逆転を喰らってしまった。

オセロというのは大変面白い。

64マスという盤面の中で、短時間で「挟む」ということで勝敗を決める。

そこには奥深い戦略や、ゲームの進め方がある。
目の前の一手。ここの選択の積み重ねで勝敗は決まるのであるが、ここだけを見て挑むと、相手の思惑にひっかかったり安易な一手を打ったりしてしまい、終盤に大逆転を許してしまう。

「オセロに勝つためには・・・」



ここをまず頭に入れて、勝負するということが一番大事。

定番と言われるのだろうが、勝つ確率が一番高いのが「四角」を取ること。
ここを考えて一手一手を打ち込んでいく。

「勝つ」という目標を決め、そこからの逆算思考。



そのために、 
四角の周りには、自分の石を置かない。
相手にそこにおいてもらうように誘導する。
序盤、中盤は相手に多く取ってもらう。
自分の狙いを逸らすために、わざと違う場所での対局。
3手先に、こういうふうに持っていきたい結果を出すための布石を打つ。

このように考えて対局すれば、置く場所も限られてくるし、勝利が見えてくる。楽しい。。

そうなんです!

結果を出すためには結果の出し方、定石がある。
そしてその定石に則って自分のやるべき行動を決め、やりながら修正、試行錯誤しながらゴールを達成する。楽しい。。

これは人生においても大切なことなんじゃないかな。と思えたのです。

自分の人生、100年と言われる中で手に入れたいもの。目標。

その勝敗を決するために、何が必要か。成功するための定石は何か。
その定石をうまく運用するための戦略、ルールは何か。

そして、ゲームのように楽しんで(行動して)結果を出す。

目の前の仕事ばかりこなす毎日では何も変わらない。そして、たまにおとずれるすぐ答えのある、楽なものに飛び込んでしまっては、相手の思う壺。

自分がどうなりたいのか、どんな人生を送り終えたいのか。その目標を立てての『逆算思考』。

残り50年弱。

これ「一択」で邁進する。

いいよ!

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