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久々の映画鑑賞

何となく気になって観た、2本の映画についての感想文。


『ラストエンペラー』


中国最後の清王朝·満州国の皇帝、
「愛新覚羅溥儀」の物語

まだ小学生だった頃に公開された話題作。
姉が歴女なので、必然的に歴史物を観ておりました。
※おかげで若干歴史に強いです👍

当時は、紫禁城や宮中での暮らしぶりの華やかさに、ただ引き込まれてしまう方が強かった気がします。

それに、ジョン·ローンがイケメン過ぎましたし✨
ある程度の歴史的解釈は出来てはおりました。


大人になり、歴史的背景も歴史的事実も把握した上で鑑賞しました。

やはり壮大なスケールで、再現度もかなりのもので。
改めて全体的に美しくまとまっているなぁと。

各登場人物は実在しておりますが、事実はそんな綺麗な内容ではないし、異なる描かれ方をしています。
※書き出すとキリが無いので省略。

個人的には、脚色の仕方に満足というか、3時間違和感なく観ていられるストーリー展開でした。

劇中の本妻「婉容」、側室の「文繡」。
二人の女性が蔑ろにされていないことがホッとしました。

また、人民教育の一貫で「日本の悪事」をスライドで流すシーンがありますが、映画公開時には日本の教育上で学んだ内容と同じなので、違和感はありませんでした。
今の時代だと恐らく様々な意見が出ると思います。



『オッペンハイマー』


原爆の父「オッペンハイマー」の物語

沢山のレビューを拝見しておりましたが、多分どの視点で観るかによって開きがあるように感じました。

こちらも一つの作品として、「オッペンハイマー」の視点で鑑賞しました。

3時間の超大作。
三つの次元をカラーやモノクロで同時にストーリー展開しているようですが、話がごちゃごちゃしてしまい疲れてしまうので、倍速再生で要点を観て理解しました。


彼は、科学者·研究者としての立場を貫きたかったのでしょうね。
当時の国家権力と圧力の餌食にならざるを得なかったのでしょうね。

星の研究をしていたハズなのに…

その葛藤がよーくわかりました。

演出の中での疑問は、エロでした…
あれで「おいおい…話遮ってる」感がありました、私は💧



【二つの作品から思うこと】


国内外問わず、どんな作品もどのような視点で観るかで、印象も感情もかなり変わるのだと思います。

ドキュメンタリー系の映像作品は、必ずしも全てがリアルではありません。
脚色などのアレンジは、良くも悪くも作用します。
しかし「作品」として製作から興行まで行われているので、時にはフラットな感覚で観るのも悪くないと思います。

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彷徨う狼
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