親子の会話:「新潟の電車事情」
ある日の話題は
新潟市内で下宿しながら高校生活を送っていた時のエピソード。
【お泊まりおいでよ😊】
編入後初めて仲良くなった親友から嬉しいお誘い。
あの頃は…
当時は携帯もポケベルもない。固定電話か公衆電話のみ。
学校のある市内にいた為、普段は徒歩か自転車かバスが移動手段。
どうやって行くの?
彼女が住むのは隣の隣町。位置関係も全くわからなくて。
在来線に乗ったことも、乗り継いだこともない。
電車の乗り換えや時間など、事前の打ち合わせがとーっても大切。
【初めての汽車(電車)】
友人に教えてもらった通り、近くの駅で汽車を待った。
第一難関
汽車が来た。
しかし、扉は閉まったまま。
2回続き3回目、やっぱり開かない。
すると、後ろからご年配の女性がやって来て、手で開けて閉めているではないか!
「新潟は手動なの?どういうこと?」
近くにいる女性に訊ねた。
冬場は汽車内の暖気を逃がさないように手動らしいのだ。
地元の高校の制服を着ていた為に、相手は私の困惑ぶりに逆にビックリしていた🤣
事情を説明すると、女性は一緒に汽車に乗り、乗り替える汽車のホームまで付き添ってくれた。
第二難関
乗り替える汽車はわかった。
一車両編成なんだ…
しかし改札も切符売場もない。
今度は駅員さんに教えてもらった。
「この汽車の料金システムはバスと同じなんだよ。
乗ったら札を取って、降りる駅で札とお金を入れて降りるんだよ。
外側の開閉ボタンで乗り、中から内側の開閉ボタンで閉めてね。」
これは聞かなきゃわからない。
固定観念が崩れまくった瞬間でした😨
無事到着!
待ち合わせの改札口に友人が待っていてくれた😭
ここに来るまでの困難を伝えると、
私が東京から来たことをすっかり忘れていたらしい。
更には新潟では当たり前のルールなので、気にもしなかったそうで😅
めちゃくちゃ謝ってくれたけど、
貴重な経験だし意外と面白かったよ😂
【おまけのエピソード】
優しい友人の私への心遣いが本当に嬉しかった😭✨
久しぶりの家庭料理と家族団欒を満喫し、
友人のお部屋でおしゃべりしながら楽しい夜を過ごし、
一人ぼっちの寂しさから解放された幸せのひとときでした🎶
今日も息子は喜んでくれた。
しかし
信濃川沿いにあった校舎も今はもう無いなんて…寂しいなぁ