宿題の自由化
宿題は残業
キーンコーンカーンコーン♪
その日の最後の授業のチャイムが鳴る。
「さあ家に帰って遊ぶぞー!」と胸が高まる一方で、子供たちにとって大きな課題が一つ。
それは「宿題」。
先日上映した『夢みる校長先生』でも、「宿題は残業」というような表現もあったように、朝から夕方まで学校で授業を受けたのに、さらに家でも勉強しないといけないのは、子供たちにとって大きな負担ではないかと思っていました。
大人の世界でも、最近は「残業はしない」とか「家に仕事は持って帰らない」とか言われているのに、子供の世界では堂々と宿題を家でやる事がまかり通っている不思議。
気づけばいつも宿題の話
それでは宿題をしなければいいのでは?
とも思いますが、子供たちにとって先生から出される宿題は絶対的で、その状況下では親としても子供に宿題をさせないといけない。
そうしていると、仕事から帰って子供に投げかける話がいつも「宿題は終わった?」から始まる事に気が付きました。
そして宿題をやっていなければ、「早く宿題しときやー」と続きます。
これはよくないな。こんな話ばかりしたくないな。
宿題の事を言わなくて子供が宿題をするにはどうしたら良いだろうかと考えて、色んな事を提案しましたが長続きしない。
そして時には泣きながら宿題をする事あったり。
そもそも宿題がなければなあ・・・
とだんだん思うようになりました。
宿題の自由化が実現
僕の家庭だけでなく、他の家庭でも宿題がプレッシャーになっているという話があり、保護者から富貴小学校の先生たちに相談し、宿題について検討してくれる事になりました。
その結果として、
「宿題は出すが、やるかやらないかは子供たちの自由」という宿題の自由化が実現しました。
これは、イエナプランを取り入れた教育を掲げる富貴小学校にとって、今年度に入ってから大きな変化でした。
個人的には宿題よりも、自分が勉強したい事を追求する自由勉強を推奨してもらえたらなという想いもあります。
自由になったからダラダラしていたら意味がなくて、その自由になった時間をどのように使うかも大事なことかなと。
僕の子供は、地図を見て世界の事を勉強したり、料理を作ったり、オリジナルの宅配便をしたりして楽しんでいます。
親にとって子供が楽しんで学んでいる姿が一番うれしいな。
「目が輝いている」とは、まさにこの事だなと実感します。
これからも子供たちが輝けるように、学校が変わっていければいいな。
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