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放送作家としての立ち回り方っす

放送作家としてスタートダッシュしたい人は、なんでもいいので一つのジャンルの知識を入れ込んでおくのが手っ取り早い。

好きなことや趣味の延長や結果を残している学生時代の部活などでもいい。とにかく普通の人が驚くことを習得しているとスタートダッシュしやすい。

テレビマンというのは基本的に好奇心旺盛な人が多く、東大卒などの高学歴系、紅白歌合戦を第1回から全て記憶しているなどのマニア系、野球部のレギュラーで甲子園で優勝したなどの部活系、ピアノやヴァイオリンがプロ並みに上手いなどの習い事系などなど、普通の人が経験できないことを経験している人を極端に好む傾向にある。

さらに、人に好かれる、イジられる性格だと尚良い。ただほとんどの作家は、バラエティー番組や芸人を見て憧れて裏方として面白いことを考えたいと思っているだけの人たち。

そんな何の特技もない人たちが仕事をもらえる立ち回りといえば、やはりプロデューサーや総合演出に気に入られること。

時にはへりくだり、会議では総合演出やプロデューサーの面白くもない発言でも笑って肯定し、行きたくもない呑み会や旅行や接待ゴルフに付き合う。

そう考えると、いわゆる出世をしたいサラリーマンの方々と変わらないかもしれない。

いや、個人事業主で保証もなく、仕事がなくなる危機が常に付きまとい、国民年金しか入れない、住宅ローンのときに信用度がなさすぎる、全ての責任は自分などなど、放送作家のほうがだいぶダメなように感じる。

こうして書いてみると改めて確認できるなぁ。作家やめようかなぁ。

まぁ、メリットと言えば、拘束時間が少なく好きな場所で仕事できること、あとは多少タレントや芸人や俳優に会えて、友人などに放送作家やってるんだよ、と自慢できるぐらいかなぁ。

とはいえ、スタートダッシュできるならしといたほうがいい。
放送作家なんて似たり寄ったりなので、少しでも名前が売れている作家のほうが〝いい〟とされる。

あ、もし万が一、君が放送作家になって、企画が思いつかないとなったら、ボクに言えばいい。ギャラさえもらえればいくらでも面白い企画を書く。

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