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【疲れない座り方②具体的な方法を説明】座っているだけで「疲労」「肩こり」「腰痛」の方へ

「座っているだけですぐに疲れる」
という方に向けての記事です。

前回、疲れない座り方について4つのポイントを説明しました。
👇こちらを先に読んでいただくと、今回の内容を理解しやすいと思います。

このポイントを前提に、具体的な座り方の解説を今回の記事で書いています。

執筆者 ふかやとしふみ
古武道師範、身体均整師(ボディデザイナー)。剣術を中心に武道・武術やさまざまなトレーニング、整体を実践する中で工夫してきた、体の不調改善、身体機能UPの方法を紹介しています。


それではこれから、疲れない正しい座り方のポイントを詳しく説明していきます。

①椅子の高さ

椅子の高さは、足の裏がしっかり地面につく高さが理想です。

足を地面につけることで、体重を分散して支えられるためです。

②座る位置

椅子に座る位置は浅めがいいです。

浅めに座るのは、座骨でしっかり体重を支えるためでもあります。座骨とは、硬い椅子に座った時に、椅子にゴリゴリとあたる2つの骨のことです。股関節の裏当たりに感じると思います。

この2つの骨が、座る時に体重を支えてくれるのですが、この2つの骨で支える感覚が弱いと、他の部分に力みが生まれ、余計な緊張から疲れやすくなります。

そのため、浅めに座って座骨を感じやすくすることが大事です。

③背骨を伸ばし、自然なS字を描けるようにする

このように座ったら、まずは頭を上に押しあげるようにして背骨を伸ばしましょう。

この時大事なのが、真上に向かって頭を押し上げるようにすることです。背骨を真っすぐ伸ばすことが大事ですので、腰が反ったり、胸を張ったりしないようにしてください。
下記の図のように、背骨は腰の部分が軽く反り、胸の部分は軽く丸まり、首は軽く反るのが正しい形です。

この反りや丸まりが強くなりすぎたり、丸まるべき胸が反ったりすると余計な力みが生まれますので注意してください。

特に、腰が反りやすい場合は、少し丸めるくらいの意識を持った方がいいです。

背骨の使い方は、下記の記事も参考にしてみてください。

背骨を伸ばし、正しいS字が描けると、お腹に軽く力が入るはずです。これが正しい座り方で重要なポイントです。

このお腹(腸腰筋)の使い方がとても重要な点です。
腸腰筋を使う座り方は、下記の記事で説明しています。

④アゴは軽く引く

疲れないための正しい座り方をするためには、アゴは軽く引いておくことが大事です。

現代では、スマホ、パソコンなどを日常的に使っているために、アゴが前に出て頭全体が前に出てしまっている人が少なくありません。

このような姿勢を続けるとストレートネックになり、肩こり、首こりが慢性化します。そのため、アゴは軽く引いて、頭をお尻の真上に「置く」ようにしておくことが大事です。

⑤腕の位置、角度

パソコン作業などを日常的に行う場合、腕の位置や角度も大事です。

具体的には、肩甲骨を前に出さず、脇を締めて、肘が身体から離れすぎないようにしておくことが大事です。

逆に、

  • 肩甲骨が前に出る

  • 脇が開いて、肘が下ではなく斜め横を向く

  • 肘が身体から離れて、肘が伸びる

という姿勢をすると巻き肩になったり、脇や肩を常時緊張させることになり、慢性的な肩こりになりやすいです。

これらの姿勢に注意して座れば、疲れにくく、不調を予防できるようになります。

正しい座り方は、最初は意識しないと難しいかもしれませんが、徐々に慣れて無意識にできるようになるはずです。

慣れれば、こちらの方が快適に感じられるようになります。

まとめ

  • ①椅子の高さ

  • ②座る位置

  • ③背骨を伸ばし、自然なS字を描けるようにする

  • ④アゴは軽く引く

  • ⑤腕の位置、角度

正しい姿勢で座ることで、肩こりや腰痛といった不調が改善されるだけでなく、疲れにくく、仕事にも集中できるようになるはずです。

また、座っているだけでインナーマッスルが鍛えられ、より健康な体になっていくこともできます。

ぜひ体の変化を楽しんでみてください。


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