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HSPは言葉を引きずる

誰かの言葉を気にしてしまう。

HSPの私の悪いクセ。
ふとした瞬間に思い浮かんで繰り返し考えてしまう。
あーもー、超いや。
そんなことに気をとられている時間がもったいない、ってわかってるんだけどね。

私って意外と根に持つタイプ?なんて思っちゃう。

私の場合、誰かの言葉に気をとらわれすぎる時は、予定を詰め込んで考えないようにしている。

次のタスクに追われる事で考える隙を自分に与えないようにしている。
疲れちゃうけどね。

最近気づいたけど、誰かの一言にとらわれすぎると、その人のことが苦手になっている事を発見した。

ある日、職場のおばちゃんが私に頼み事をする時に、
「あんたがこれやんなさいよ」
と言った。

周りの人はそれを見てコソッと私に
「物を頼むのに嫌な言い方するね」
と言ってくれてフォローしてくれたけど、私は深く考えてしまった。

おばちゃんは元々口調が強く言葉が乱暴なタイプ。
知っているけど、腹がたつ。

私は言葉を引きずって1日頭の中がグールグル。
なんであんな言い方するんだろうと、怒りが募ってくる。

すると、私の心の中では不快な状態が続くわけだから、きっかけをもたらした相手が段々と嫌いになってきてしまう。

「あの人はひどい人」っていう思考のゆがみにつながっている。

相手の言葉にとらわれすぎると、思考が凝り固まってしまうんですよね。

こんな事おもっても疲れるだけなのにねー。

そして翌日、おばちゃんに少し冷たく接してしまった。

するとおばちゃんは何かを察して切り分けたケーキをデスクに持ってきてくれた。
「ほら、あんたも食べな。無理すんじゃないよ」って。

私はおばちゃんが何かを察してフォローしてくれた事を理解した。

私はその時、おばちゃんの事を嫌いになりかけていた自分を恥じた。

乱暴な言い方をしたおばちゃんも悪いけど、相手の一言で全て否定しそうなくらいに嫌いになりかけている自分もよくない。

人間に完璧な人っていないんだよね。
悪いところもあれば良いところもあるのが人間なのであって。
フラットな目線を失いかけていた。

私は自分が他人の言葉にとらわれやすい事を自覚し、他人とは好きにも嫌いにならない距離感で接するようになった。
まあ深入りしないってことですね。

踏み込みすぎず、相手の良いところと悪いところを冷静に判断できるので、ちょうどいい。

おばちゃんがくれたケーキは、乱暴な言葉とは裏腹に激アマだったのも良い思い出です。


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深井 リー|HSP会社員×キンドル作家
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