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見たい人には、見える:読書日記(5)「超常現象の科学 -なぜ人は幽霊が見えるのか-」

おはようございます。
いやぁ、夏休み最高!好きな場所に行けるし、好きな本を読める。
好きな時に昼寝も出来ますしね。

今日は、Twitter(現:X)に流れてきたこの書籍を借りて読みました。・・・といってもまだ半分で、返却期限がきたので後半はまた後日・・・

タイトルが面白いですよね。

"超常現象の科学"と言っているので、「おお、幽霊が出たりポルターガイストが起きる科学的な根拠と論理でまとめているのか?」と思うんですよね。幽霊の存在を証明してくるのか?とか。

ただ一方で"なぜ人は幽霊が見えるのか"とも書いてあり、こちらにも興味を示しました。そう、こちらの書籍は幽霊の証明ではなく

なぜ人は幽霊が見える(気がする)のか

に焦点を当てています。

なので、"幽霊の存在の証明!"を読みたいかた、残念ながらこの本は最適ではありません!(苦笑

この本をすべて説明するのは難しいので、私が読み取ったポイントだけ下に紹介します

論点:幽霊だと思いこむから、幽霊に見える


まずは事例で。例えば心霊写真。テレビとかでも昔はそんな番組がたくさんあったかと。あれって、私もよく「え?全然人の姿には見えないんだけど、、、」って思ってました。

あとは何か偶然が起きたとき「あ、あそこには昔墓場があって、、、霊の呪いかも?」とか。商業施設なんかで事故なんかが起きるとよくそう言ってしまいますよね。

この2つから言えるのが

人は、自分が思いたい方向に、何かしらの情報を付けた足して自身で納得する


ってことかと思います。

幽霊だと思いたいから、ただの雲だったり煙だったりでも「あれは、、、人の形をしている!」と思ったり。超常現象だと思いたいから、何か事故や故障なんかが起きたら「あれは、、、死んだ人の祟りだ!」と思ったり。

自分が思いたい方向に理論武装して、思っているだけですよね

ってことです。

こちらの書籍では、そこら辺の事例を交えて説明しています。

その延長線上でよくあるのが「占い」。あれも、私は一切信用していないのですが、信じる人居ますよねぇww

あれの種明かしもしています。

"種明かし"とあえて言ってみたのは、結局「占い」と「手品」は似ている物、親戚的なものだからです。

占いに話しを戻すと。

例えば仕事に関し
①「あなたは想像力が豊かで創造力な活動に向いていますが、いざとなると実行力を発揮し、慎重にてきぱき仕事をこなします」と言われたり。

または

②「あなたは地道にこつこつと何かに取り組む反面、時には驚くほど自由奔放にもなります」

③「あなたはその気になれば外向性を発揮しますが、一人読書にふけって夜を過ごすことが好きという一面もあります」

なんて言われたらどう思うでしょう?

結構「そうそう、当たっている!」って思う人も居ると思います。

というのも上記は先の応用で

人はみたいものをみる


からです。

私は内向的だと思いますが上記③のように言われると「確かに、そうね」と思います。仕事にかんしても②を言われたら「確かに、そうね」と思います。

上記の①②③って、要は両面共に言っているからです。①は「地道にやるタイプ」と「大胆にやるタイプ」。③は「活動的なタイプ」と「内向的なタイプ」の両方を。

こういうどっちともとれる発言をされると、人は自分の良い方に言葉を受け取ります

なので結構な確率で「その通りだ!よく分かりましたね」なーんて占い師を信じてしまうわけです。

ってな感じの論調で、この本は書かれています。まだ前半しか読んでいないのですが、後半パートもいずれまた借りて読みたいです。

この書籍からの教訓

  • 人は、自分の思いたい方向に、見た事を湾曲して理解する

  • 幽霊も占いも、信じたいなら信じればよい

  • 人は、嘘ではないけど、どっちとも取れるようなモノを商売道具にする

です。

超常現象の科学というタイトルの本から、物事に騙されないという教訓を得られたのはちょっとした発見でした。

興味を持たれた方、ぜひ図書館などで借りて読んでみてくださいまし!

今日はここまでです。

今日は図書館と、人間ドックの結果を聞きに行く・皮膚科に行く、みたいなのんびり地元で済む予定を過ごします。皆様も、暑さに負けないよう、がんばりつつも力を抜いて過ごしてください!!

(↑今回の書籍からの学び)

では。
合掌!!!

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