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ストレスから身を守る「行動リスト」をお守りに。

「ストレス耐性が高いみたいですねえ」

適性検査で出た結果を手元に見ながら、品定めをするように言われたのは今から10数年前。ある会社の面接でのことでした。

まったくもって「ストレスに強い」自覚はない。むしろ、すぐ泣くし頭が真っ白になる。冒頭の面接官のセリフと横柄(に見えた)態度に、胃が痛くなるくらい、「ストレスには弱い」という自負がある。

それに強いも何も、自分がどれだけ「ストレスを受けているか」は目に見えないじゃないですか。どちらかと言えば「溜め込むタイプ」なので、気づかぬうちにストレスが溜まっていて「ドカン」と爆発しちゃうことも、何度もあります。(10代の頃は、携帯をぶん投げたりして...オカン申し訳なかった)

見えない不安や恐怖にさらされて、気持ちが揺らぎやすい時代だから。小さな気づかないストレスの積み重ねが、仕事や暮らしにも影響を与えてしまうからこそ、「ストレスとの付き合い方を学ぶ」機会が必要だと思うんです。

ストレスに潰れないための予防線

僕自身、「ストレスに強い」自覚はまったくありません。でもだからこそ、自分が機能しなくならないようにたくさんの予防線を張り巡らせています。

例えば、

・自分をう◯こだと思うようにする
・仕事をはじめる前に、軽い筋トレをする
・1週間、1ヶ月ペースで頭の中を吐き出す(ノートに)
・気持ちのキャパを超えてしまいそうなときは、一線を引く
・寝ても疲れが取れないときは長めのお風呂といつもより長い睡眠を取る

という具合に、自分に期待して落ち込まないように圧倒的に自分への期待値を下げたり、定期的に頭の中の思考や感情を吐き出すようにしています。「これ以上は限界かも」と自分の気持ちの容量が満杯のときは、人やコトとの間に、良くも悪くも「距離」を取ることも。

ストレスに自分自身が身動きが取れず機能しなくならないように、いくつもの予防線を張り巡らせながら、なんとか毎朝起きて日常生活を送っている、感じです。

ただそれでも、うまく対処できずに声を荒げてしまうこと(申し訳ない..)も、なくはない...のですが...。態度で示さずに、「今、疲れてる」と声に出して開示することが本当に必要だと思います。

察して気づいてくれる、家族やまわりの人には本当に感謝しています。

ストレスに対処する「行動リスト」をお守りに持っておく

なにごとも「見える化」は問題解決の第一歩。人はストレスを受けるとどんな反応をするんでしょうか?それを明解に示した、​オンラインカウンセリング・コーチングサービスを運営する櫻本さんの投稿を紹介します。

※詳しくはリンク先のTweetを。

「わからない」と「不安」に感じるものの、「わかる」と「なんとかできる」と思えることがあります。

ストレスによって自分自身に起きる変化を「知っておく」ことで、いざその状況下に置かれたときに「コレがアレか」と冷静になれますし、対処もしやすくなるはずです。

櫻本さんも紹介されていますが、「ストレスとの付き合い方にもいろいろ」あります。

①問題を解決する/逃げる
②情動をコントロールする
③ストレスを解消する
④考え方を変える
⑤助けを求める

それぞれに合った「ストレスとのうまい付き合い方」があると思います。ちなみに僕の場合は、

①問題を解決する→自分や周囲の力を借りながら問題を解決しようとする。
②情動をコントロールする→どうしようもない問題の場合は、紙に書き出したりして混沌とした気持ちを整理します。
④考え方を変える→徹底的に自分をクソだと思って、「ここから良くなるしかない」と希望を持ったりする。

という対応が多いです。

「ストレスを感じやすい」「メンタルが弱い」ということを自分の気質や曖昧な精神論(頑張る!!)で片付けずに、「誰かに相談する」「紙に書き出す」「体を動かす」「音楽を聴いて気分転換する」などの明確な対処法としての「行動リスト」をお守りとして持っておく。

そうすると、「ストレスとの付き合い方」も変わり、いざというときに対処がしやすくなるはずです。

行動科学から考えるストレスとの付き合い方

冒頭のお題に戻ると、「ストレスとの付き合い方」を学ぶ機会ってほぼありません。でも、自分を守るためにも、自分を活かすためにも、とても大事だと思うのです。

そんなわけで、認知行動療法を軸に『働く人の“こころ”を整える技術』を学ぶオンライン講座を開催します!

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「なんだか最近、仕事がうまくいかない」
「不安な気持ちで、目の前のことに集中できない」
「元気がない社員がいて、関わり方に悩んでいる」

というとき、もしかすると“こころ”に原因があるのかもしれません。

日々の仕事や暮らしで生じる不安やストレスは、働く人のパフォーマンスに大きな影響を与えます。だからこそ、どうやって向き合い、対処するか。「こころを整える技術」が必要だと思うのです。

今回、研究/医療/教育/企業経営の現場でメンタルヘルスケアの活動を進める、サイコロ代表の谷口さんを講師にお迎え。“コーチング”とも高い親和性のある『認知行動療法』を軸に、こころのケアと同時に、目標達成に向けたヒントを考えます。

自分を守り、自分を活かすために。
「こころを整える技術」は、今と将来の助けになるはずです。

働く人の“こころ”を整える技術|
行動科学から考えるストレスとの付き合い方


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