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防災の日に考える、企業のレジリエンス強化 ~富士通の防災ソリューションが導く未来~


こんにちは!富士通広報note編集部です。

9月1日は防災の日。
富士通は、内閣府や経済産業省、その他の関係府省が推進する「経済安全保障重要技術育成プログラム(通称“K Program”)」のもと、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した、「偽情報分析に係る技術の開発」に実施予定先として採択されており、フェイクニュースの社会課題を解決する偽情報対策システムの研究開発では、SNSに投稿された情報に含まれる文章、画像、音声、動画が生成AIなどによって作られていないかといった作為性の判定を行うとともに、複数の情報の整合性や矛盾から情報の真偽を分析するほか、社会的な影響度を評価するシステムを開発しています。
このシステムにより、例えば、洪水、土砂災害、地震といった自然災害のユースケースにおいて、SNSなどに投稿された文章や画像などの情報の根拠を確認したうえで活用できるようになることが期待されます。本技術に関してはプレス発表以降、報道機関の方々から様々なお問い合わせと大きな反響をいただいています。

また、近年、自然災害は激甚化・多様化しており、企業は従業員の安全確保と事業継続性の両立が求められています。 そんな中、注目を集めているのが、ICTを活用した企業の防災対策です。今回は、富士通が提供する革新的な防災ソリューションの中から、特に「デジタルレジリエンスサービス」に焦点を当て、その先進性と企業の防災対策の重要性について紹介します。


デジタル社会の新たなリスクに企業は対応できるか?

近年、気候変動の影響により、台風の大型化や線状降水帯による局地的な豪雨など、従来の予測を超えた自然災害が頻発しています。企業においては、従業員の安全を守り、事業継続性を高めるために、迅速で正確なリスク情報を把握し対処することが重要となっています。また、あらゆる災害を防ぐ「防災」という考えから、事前対策や迅速な判断をすることでいかにリスクを軽減させ、減災するための「レジリエンス強化」が求められています。
 
このような状況下で、事業を継続していくためには、デジタル技術を活用したレジリエンス強化が不可欠です。富士通は、企業のデジタルレジリエンス強化を支援する様々なソリューションを提供しており、その中でも「デジタルレジリエンスサービス」は、防災DXを取り入れた革新的なサービスとして注目されており、昨今頻発している自然災害の影響もあってお客様からのお問い合わせも増えてきている状況です。

「デジタルレジリエンスサービス」の概要

「デジタルレジリエンスサービス」 が実現する、リアルタイム状況把握と被害予測

「デジタルレジリエンスサービス」の最大の特長は、お客様の拠点(本社、支社、店舗、物流センターなど)に対して気象情報やSNS投稿情報を地図上に重ねることで、拠点に迫るリスクのリアルタイムな状況把握が可能な点です。また、現場からの被害状況報告なども組み合わせた災害状況の全体把握が可能となり、災害対策本部や関係各所での情報共有および対策検討まで、様々な場面で活用することができます。
 
例えば、SNSに投稿された災害関連情報と位置情報を組み合わせることで、被害状況をリアルタイムに可視化。これにより、従来の気象情報だけでは把握しきれなかった、局所的な水害リスクを迅速かつ的確に把握することが可能になります。
さらに、AI技術を活用した浸水被害シミュレーション機能により、刻々と変化する状況下においても、先を見据えた的確な意思決定を支援します。
 

API連携による統合的なリスク管理と迅速な対応

「デジタルレジリエンスサービス」は、お客様の既存システムとのAPI連携機能も充実しています。例えば、拠点データと組み合わせることで、リスク可視化ダッシュボードで、より詳細な状況把握が可能になります。さらに、被害報告情報や業務継続に向けた対策確認結果を地図上にマッピングすることで、 人的リソースの状況、操業可否などを一元管理し、迅速な状況把握と対応を実現します。これにより、企業は個別にシステムを構築する必要がなく、スムーズに導入を進めることができます。 

カスタマイズ可能な報告様式で、情報共有を効率化

 現場からの状況報告は、地区、エリア、またはグループ会社など、階層構造で管理できます。また、確認事項や回答形式をカスタマイズ設定できるため、状況に応じた柔軟な情報共有が可能です。これにより、共有・報告業務の負荷を軽減し、より迅速かつ的確な対応が可能になります。

平時から災害時まで「100年先も安心して豊かに暮らせる社会」を実現する防災ソリューション群

 今回ご紹介した「デジタルレジリエンスサービス」のほかにも、人々の生活を支えるダムや河川、道路など社会インフラを管理、運用するお客様に安心安全をご提供する様々な防災ソリューションを提供しています。

富士通が提供する防災ソリューション群

9月1日の防災の日をきっかけに、富士通は改めて企業における防災対策の重要性を見つめ直し、強くしなやかなレジリエンス社会を実現するために、これからも進化を続けていきます。

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