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地方フリーランスが案件獲得のためにやってよかったこと6選!【マーケティング支援】

こんにちは。ふじたです。
岡山で主にBtoB企業のマーケティング支援をしています!

私はフリーランス3年目になるのですが、もともとは個人サイトの運営のみをやっていたため、企業と繋がりを作って案件を獲得した経験は少し前まで全くありませんでした……!

個人での請求書の出し方もいまいち自信がなく、今思うとフリーランスなのに基礎的なスキルが全く足りていない状況でした……。個人サイトでは、成果を出せば勝手に広告会社から売上が振り込まれるのです。そのため、フリーランスなのに請求書を出したこともないまま1年以上の月日を過ごしてしまいました。

ですが、数か月前くらいから個人サイトの収益が落ちてきたり、個人サイトの運営が良くも悪くも同じことを繰り返してしまっていたりする感じもあり、受託系の仕事を増やしていきたいと考えるようになってきました。

それまでは「案件獲得の方法も分からない!」「請求書の出し方も自信がない!」という状態だったのですが、なんとか試行錯誤を繰り返し、現在は数社と契約しマーケティング支援を行っています!(いろんな会社のマーケティングに関われて楽しいです。)

案件獲得や請求書のやりとりができるようになって良かったな、と思うことは、「自分自身で好きなように商品や金額を考えられる」という事です。

どんなサービスを提供するか、どれくらいの金額を貰うか、全て自分の工夫次第です。そして会社員とは違い、フリーランスとして頂いた売上は全て自身の収入に反映されます。

大変なことも多いですが、試行錯誤をしていくことそのものが楽しく、やりがいを感じています。
個人だけで仕事をしていた時よりも関わる人が増え、仕事内容に変化が多くなってきたのも良かったです。

今回の記事では、フリーランスや副業で案件獲得をしたいけれど悩んでいる方向けに、自分自身が実際にやってみてよかったことをそのまま紹介したいと思います!

マーケティング的な仕事をしている方はもちろん、他の仕事をしている方にも役立つ情報なのでは、と個人的には思っています。下記のような方はぜひ記事を流し読みでも良いのでチェックしていただけると嬉しいです。

・エンジニア
・動画編集者
・WEBライター
・WEB制作者
・広告運用者
・デザイナー
・マーケター
・広報


地方フリーランスが案件獲得のためにやってよかったこと6選!

前置きが長くなりましたが、地方フリーランスが案件獲得のためにやってよかったことをまとめて紹介していきます!全部で6つあります!!

複数の複業・フリーランス向けサイトに登録する。

まず、ひとまずは複数の複業やフリーランス向けのサイトに登録をしました。これは、めちゃくちゃやってよかったです。

基本的に無料で登録ができるので、数多く登録しておいて損はないはずです。(頻繁にメールが来たりもしますが、案件紹介のメールがほとんどなので問題ないです。)

「複業 マッチングサイト」とか「フリーランス マーケティング」とかのキーワードでGoogle検索すれば、たくさんのサイトが出てくるはずです。最近は複業系の市場が盛り上がっていることもあり、様々な特色を持つサイトが多く登場してきています。(調べるまで知らないサイトも多くありました。)

複数のサイトに登録しておくことで、単純に多くの案件に応募できるようになりますし、どのようなスキルや経験が市場で求められているのか、単価感はどれくらいなのか、ということも傾向として把握できるようになります。

当たり前ですが、企業からのニーズの無いことをフリーランスとしてやっても稼げませんし、疲弊するだけです!

自分のやりたいことをやるのも大切にしつつ、企業がどのような課題を抱えて、どのような悩みを解決したいと考えているのか、理解するようにしましょう。

また、「私は営業が得意で、ちまちまネットで応募したくない!」という方はテレアポやメール営業をするのも戦略のうちだと思います。ですが、実績がないうちはまずネット経由で案件を獲得する方がいいのでは、と個人的に感じています。

なぜならネットで公開されている案件は、「既に企業側の課題が明確化されており、お金を払っても解決したい」と考えていることだからです。そのため、少ないアプローチ数でも十分に案件を受注することができます。

まずはネットで実績を増やし、後から電話やメール、オフライン等での営業活動を増やしていく、という順番でも良いと私は考えています。

ちなみに、クラウドソーシング系のサイトは、「低単価」「ライバルが多い」と言われることも多いですが、個人的には結構オススメです。

まず、募集が多いので実績作りには最適です。企業はもちろんですが、個人事業主や副業の方からの募集も多いです。自身に実績がないのであれば、選り好みをせず実績を作ることが最優先でしょう。

そして、契約書や請求書のやりとりはクラウドソーシング内で完結するため、初心者の方でも仕事の一連の流れが理解できるようになっています。

あと、普通に高額の案件もたまにあります。高額の案件になると難易度が高くなりクラウドソーシングに多くいる初心者の方が対応できないため、逆にライバルが少なくなる、ということもあったりします。

とにもかくにも、サイトに登録することは無料でできるので、応募や市場リサーチのためにひとまず登録しまくりましょう!


職務経歴書を作る。

次に、職務経歴書を作ることもやってよかったです。

元々作るつもりはなかったのですが、サイトに登録する際に必要になったり、企業の募集にエントリーするために必要になったりしたため、めんどくさいと思いながら作りました。(笑)

ですが、職務経歴書をちゃんと作っておくことで、応募先の企業に自身の経歴ややってきたことがしっかりと伝わるようになり、自身が評価されやすくなったのでした!(びっくり)

分かりやすい部分で言うと、例えば私は「会社員としてのBtoBマーケティング経験」「フリーランスや副業としての個人サイト運営経験」があり、そのことを評価してくれる企業が多くありました。

あと、意外だったのが、「営業経験」を評価してくれる企業も多かったです。(もともと広告会社2社で営業職をしていました。)

「営業経験があるから、泥臭いこともできそう」

「マーケティングだけじゃなく、営業領域も含めて提案や支援をしてくれそう」

みたいな部分を評価してもらえました。

営業自体は会社員当時そこまで成果を出していたわけではないのですが、頑張っていたことは後からでも評価されるのだな~としみじみ感じましたね。

また、1度職務経歴書を作っておけば、他の企業に応募する際も同じ内容を簡単に共有できます。1回目は面倒ですが、次からは楽に使いまわせますし、職務経歴書を作っていない人との差別化にもなります。(世の中に経歴ほど簡単で強い個人の差別化はないです。)

企業側はある程度高い費用を払ってフリーランスに発注をするわけですから、その人の経歴も気になるものです。仕事を依頼して納品物が来なかったり、クオリティが低かったり、成果に繋がらなかったりしたら最悪です。

できる限り自身の情報は共有して、企業側の不安は払しょくするようにしておくことが大事だと感じました。


ポートフォリオを作るorまとめる。

次に、ポートフォリオを作ること、まとめることもやってよかったです。

ポートフォリオというと、何となくデザイナーやクリエイティブ系の職種の人の物というイメージもありますが、他の職種でもあった方が良い物だと思います。

今までのアウトプットが分かるようなものをまとめて整理しておきましょう。

私の場合は、運営している個人のサイトや、会社員時代のアウトプット、会社員時代の自身へのインタビュー記事などをまとめてクライアントに共有したりサイトに登録したりしていました。

また、ポートフォリオはただまとめるだけでなく、「具体的にどういう考えでその仕事をやっていたのか」「仕事のどの部分を担当していたのか」といった点を伝えることも大事かと思います。

例えばですが、「この個人サイトを運営しています。」と書くよりも、「この個人サイトを運営し、複数人のライターさんへのディレクションや自身でのライティングを行っています。」と書いた方が、対応できる仕事の領域が想像しやすいですよね。

「ポートフォリオに載せられる実績がない」という場合は、まずはポートフォリオとなるような実績を作ることを目指しましょう。クライアントワークでの実績を作るのが難しければ、まずは自身で作品のようなものをつくってみる、というのでも良いと思います。自分でサイトを作ったり、記事を書いたり、動画を作ったり。


自身の強みを見つけてターゲット選定をする。

次に、自身の強みを見つけてターゲット選定をすることも、やってよかったことです。

フリーランスで案件に飢えていると、「なんでもやります!!」という感じで案件への応募数だけが多くなってしまいがちです。

自分も最初は目についた案件でできそうなものはひたすら応募してみたのですが、それではなかなかうまくいきませんでした。特にネット上の案件はライバルも多いですから、ちゃんと戦略を考えないと案件は獲得できません。

フリーランスの案件獲得に大事なことは、自身の強みを見つけてターゲット選定をすること、だと思っています。

まずは仮説でも良いので、自身の経歴やポートフォリオを踏まえて、どんな会社のどんな仕事なら役に立てそうかを考えてみます。

・業界
・事業規模
・エリア
・課題  
                       ……など。

少なくとも、「こういう業界のこういう課題に対しては役に立てる!」という事を考えてみると良いかと思います。

「マーケティング支援ができます!」
「ライティングができます!」
「動画編集ができます!」
「LINE構築ができます!」
「SNS運用ができます!」

残念ながら、こんな人は世の中に数多くいるのです。案件を獲得するためには、沢山のライバルの中から、自分を選んでもらう理由を作っていかないといけません。

例えばですが、

「○○業界のライティングに強みがあります!根拠は~」

といった風に、自身の強みとその根拠を示していく必要があります。

そして注意点として、自身の強みは自分だけで決めるものではありません。自己分析だけをしていても、自身の強みは見つからないのです。
あくまで顧客目線で自身の強みを見つけるのです。

私の場合、個人でサイトを運営しているのが1つの強みでもあるのですが、「SEOに詳しいです!」「ライティングが得意です!」みたいな人は世の中に山ほどいます。

そのため、「SEOに強い!」とか「個人サイトを運営している!」みたいなことをアピールしても、受注にはあまり繋がりませんでした。似たような人が多くいるので、顧客にはあまり刺さらないわけですね。

一方で、私の会社員時代の経験として、BtoB企業でのマーケティング経験があります。

BtoB企業でのマーケティングを経験しているフリーランスの方は、じつはあまり多くありません。そもそもBtoB企業がマーケティングに力を入れ出したのが最近で、どの会社も経験者を採用したくても採用できない状態です。

そのため、「会社員としてBtoBマーケティングをやってきた経験がある!」という点をアピールできる企業を探し、案件に応募していくと、自身の経歴が評価され案件が獲得できるようになりました。

「BtoBマーケティングの経験がある」という前提があってはじめて、「SEO」「サイト運営」についても評価されるのだと気付きました。

そして、案件が獲得できるようになると実績も増え、さらに案件が獲得しやすくなるという良いループが生まれます。また、自分の強みやターゲットといった領域を特化していくことで、ノウハウもより洗練されていき、クライアントにも成果が出しやすくなります。

まずは仮説でもいいのでターゲット選定を行い、実際に案件に応募したり商談をしたりしてみましょう。そして、企業側の反応を見て、どういう企業や課題であれば自身の強みが評価されやすいのか試行錯誤していきましょう!


応募時に提案書を作る。

次に、案件の応募時に提案書を作ることもやってよかったです。

ネットでの案件の応募だと、どうしても「必要事項を記載して応募ボタンを押して終わり」になりがちなのですが、これだけだと企業側に自身の熱量やスキルが伝わりません。

案件にもよるのですが、「この案件はどうしても獲得したい!」という場合は、自主的に提案書や分析資料を作り、クライアントに共有していました。

提案書を作ることで、クライアントに自身の熱量も伝わりますし、受注後の仕事の進め方もイメージしやすくなります。

また、提案書を作ることで、クライアントの認識していなかった新たな課題を提示できることもあります。すると、顧客の解決したい課題が大きくなり、その分大きな仕事をまとめて依頼されることにも繋がります。


低単価でも良いから実績を作る。

最後に、低単価でも良いから実績を作ることもやってよかったです。

フリーランスになる方や、副業を始める方は、「お金を稼ぎたい」という気持ちが強くなりがちだと思います。(自分もそうです。)

ですが、実績もない状態で案件を選り好みし、楽に稼ごうとしてもそううまくはいきません。

いきなり大きな金額を稼ごうとすると、そもそも案件の受注ができず、実績も増えず、無駄に応募数を増やしたり、無駄にスキルアップをしようとしたりするのです。

先ほど解説したような「自身の強みとターゲット」を踏まえて、低単価でも良いので実績を作っていきましょう。

実績の効果は偉大です。実績があることで、顧客からも信頼されやすくなり、高単価でも案件を受注しやすくなります。


やらなくて問題なかったこと

以上、地方フリーランスが案件獲得のためにやってよかったこと5選を紹介いたしました!

全て私が自分で経験し、試行錯誤した内容です。

まだまだ試行錯誤中ではあるのですが、フリーランスや副業で案件獲得に悩んでいる方の参考になれば幸いです……!

最後に、案件獲得という面でやらなくても問題なかったことについても紹介しておきます。

フリーランスがやれることは数多くあるため、全てをやろうとするのは現実的に難しいですし、その分成果が出るまでに時間がかかります。

人によって意見は違うと思いますが、私の経験上、やらなくてもいいかな、ということをまとめておきます。


SNS運用やSEO対策

まず、SNS運用やブログ等でのSEO対策は、フリーランス初期の段階では必要ないかと思いました。

既に分かりやすい実績がある場合は別ですが、実績もあまりない状態でSNSやSEOをやっても集客や案件には繋がりにくいかと思います。

「顧客との接点を作る」「仕事の実績を作る」ということから最短距離で考えると、今回紹介したような複業やフリーランス向けのサイトが手っ取り早いと思います!

一方で、フリーランスとしてではなく会社として事業を行うのであれば、SNS運用やSEO対策と言った集客施策も重要です。自分のフェーズに合わせて取り組みは検討する必要があるかと思います!


フリーランスや副業仲間で繋がりを作ること

次に、フリーランスや副業仲間で繋がりを作ることもやらなくてよいことかなと私は感じています。

あくまで「案件獲得」という目的から考えると、ちょっとやっていることが遠いよね、という感じです。

自分自身もビジネスマッチングアプリを使ってフリーランスの方や副業の方と情報交換をしたりしたのですが、そこから仕事が生まれることはありませんでした。

ただ、フリーランスや副業は不安や悩みも多いですから、人間関係を広げること自体は良いことだと思います!

「フリーランス同士の情報交換や、食事会みたいなものを、仕事だと思ったらダメ」、という感じです。

(一時期平日の昼間からフリーランスの方と情報交換をしたりしていたのですが、仕事のやった感があるだけでした。)

人と会うなら、自身の顧客となる人と会った方が良いです。顧客の課題への解像度も上がりますし、実際の仕事にも繋がる可能性が高いですからね。


やみくもなスキル習得

最後に、やみくもなスキル習得もやらなくて良いことだと思います。

私もいろんなものに興味を持ちやすいので、AIを使った副業だとか、新しい事業だとか、そういったものに心が揺れ動くことがあります。

ですが、やみくもにスキルを習得したり、事業に手を出したりしても、当然うまくいく可能性は低いです。

一時的にうまくいったとしても、中長期的にうまくいかなければ意味がありません。

中長期的に上手くいくことを考えると、やはり自身の強みを作り、それに伴うノウハウや実績を増やしていくことかな、と今は思っています。


まとめ

長くなりましたが、地方フリーランスとして働いている私が実際に案件獲得をするまでにやってよかったことをまとめてみました!

フリーランスは大変なことも多いですが、頑張り方を間違えず、地道にスキルや実績を積み上げていけば、めちゃくちゃ難しい働き方でもないかと思っています。

今後もフリーランスの方や副業に取り組んでいる方向けの記事や、マーケティングに関する記事を投稿していこうと思いますので、noteやXのフォローもよろしくお願いします!



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