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コロナに立ち向かう言説にユーモアを
先日、科学コミュニケーターが発信しているという話を書きました。
発信力というのは、その人の発している言葉の正しさとか、声の大きさということではなく、受け止める人に届く力を持っているかどうか、ということになります。
その意味では、実は、真っ当な科学コミュニケーションは社会との相性が良いとはいいかねます。科学的正しさや言葉の真っ当さが、必ずしも社会一般の欲しているものではないことがあるからです。
そのすれ違いや摩擦が、悲しい結果を生んでいたのは、東日本大震災でした。空回りするか、袋叩きに合うか、疲弊するか、いろんな方を見ました。
そんな経験から、今回のコロナウイルス対策を広め、感染の拡大を食い止めるための活動は、苦労と工夫があります。
今日見た、すごいなと思ったのはこれ。
世界的な感染拡大が続く新型コロナウイルス。感染者数が増加傾向にある日本でも「4月1日からロックダウン(都市封鎖)が決まった」とするデマがネット上で拡散するなど、社会不安が高まりつつあります。パニックに陥らないためには、まず科学に基づいた確実な情報を知ることが大切です。科学を一般の人たちに分かりやすく伝える科学コミュニケーターの本田隆行さん(37)に話を聞きました。
虚構新聞で真っ当な記事を書くという逆説は、今日が、4月1日だから成立するものです。エイプリルフールをスマートに活用したコミュニケーションには脱帽するしかありません。
虚構新聞と本田さんがタッグを組んで仕掛けた記事らしいです。
すごい。やられた。
そんな言葉しか出ません。
他には、今日から、ニコ生を使う発信というのもあるようです。
国立国際医療研究センター国際感染症センターと日本科学未来館のコラボ企画。世界的に感染が広がる新型コロナウイルス感染症に関する情報提供を、ニコニコ生放送を通して行います。
「マスクの再利用はいいの」「食器洗いや洗濯は?拭き掃除は?」「検査って何をどう調べるの」「オーバーシュートって何」「ほかの国はどうなっているの」などなど、皆さまの疑問にお答えしながらつくる番組です。
メンバーがマジです。
日本科学未来館のチャンネルで。4月1日12時から放送です。
御堅い話ではあるけれど、真っ当に話すばかりではなく、ユーモアを込めたアプローチが、届くんじゃないかな。
それを若い人たちが伝えてくれるんじゃないかと期待しています。
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