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ジェラートの選択肢に心躍る旅

イタリアを旅する中で、ぼくがいつも楽しみにしていたのは、どの街でも必ず見かけるジェラテリア(ジェラート店)。歩いていると、色とりどりのジェラートが並ぶショーケースが目に入り、その度に「今日はどれにしよう?」と足を止めてしまう。

特にぼくにとって嬉しいのは、ビーガン対応のジェラートが多くのお店で用意されていることだ。乳製品を使わないソルベタイプのジェラートが充実していて、さっぱりしたフルーツの味わいを存分に楽しむことができる。選ぶ楽しみがあるからこそ、ジェラートはただのデザート以上の特別な存在になる。



マッサという小さな街で立ち寄ったジェラテリアでは、マンゴーソルベイチゴのソルベ、さらには少し珍しいカカオソルベといったビーガンジェラートが揃っていた。迷った末に、ぼくはカカオとマンゴーのダブルを選んだ。


カカオソルベは濃厚で、まるでチョコレートをそのまま食べているかのようなリッチな味わい。対照的に、マンゴーのソルベは爽やかでトロピカルな風味が広がり、この2つが絶妙にバランスを取ってくれていた。


イタリア各地のジェラートには、地域の特色が反映されていることも楽しみの一つだ。シチリアのアーモンドのソルベや、トスカーナの季節のベリーを使ったソルベは、その土地ならではの素材を生かしていて、どれも新鮮な驚きがある。ジェラートを通じて、イタリア各地の自然の恵みや文化に触れることができるのも楽しみのひとつ。


ジェラートを食べる楽しみは、ただその味を楽しむだけではない。どのフレーバーを選ぶか、その日の気分に合わせて組み合わせを考える時間も旅の醍醐味の一部だ。しかも、ビーガン対応のフレーバーが豊富なことで、ぼくの選択肢はさらに広がり、選ぶ楽しさが倍増した。ジェラートは、イタリアの旅をもっと豊かにしてくれる特別な体験だ。


Q.あなたが旅先で見つけたお気に入りのデザートは何ですか?


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藤代圭一
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