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映画放浪記

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映画の備忘録
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テオ・アンゲロプロス監督作品にハマる

最近、図書館でDVD作品を借りる機会が多くなった。

なかでもギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス作品を借りて家で観ることがおおい。

テオ・アンゲロプロス監督作品にはきまりがある。

それはワンシーンワンカットの長まわしを多用することである。

時間の流れがものすごく遅いのだ。

だから、現代人にとっては苦痛な時間を強いられるかもしれない。

昔のテオ・アンゲロプロスのインタビューをYouTube

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『シェラ・デ・コブレの幽霊』

建築家と心霊調査員のふたつの顔をもつネルソン・オライオンのもとに亡くなった母親から電話がくるという謎の依頼が舞い込む。ヴィヴィアという資産家の妻からの依頼である。調査のため、ヴィヴィアとともにヴィヴィアの母親の眠る納骨堂にいくと棺は開き、そばには古いダイヤル式の電話おいてあった。その時、めちゃくちゃ恐ろしい女の幽霊が現れてそのショックのあまりヴィヴィアは気絶してしまうのである。その後、資産家の家に

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映画『仁義』

ぼくはまどろみのなかでフランス映画の『仁義』を観てこの手記をかいている。フランス映画なのでフランス語で登場人物たちはやりとりしている。

主演のアラン・ドロンの演技がさりげなく格好いい。1970年のフランス映画だが、少しも古さを感じさせない。140分の映画なので、とにかく長い。そして淡々と物語が展開していく。

ぼくはこの映画をリアルタイムで観たかった。主人公はトレンチコートがとてもよく似合ってい

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