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なぜひとりで奏法改善するのが難しいのか

なぜひとりでの奏法改善は難しいのでしょうか?

いくつか考えられますが、1つは自分の枠内で全部やろうとしてしまうから。

これまで得た知識、経験、情報の枠内で変わろうとするからです。進化の鍵は枠の外にあるかもしれないのに、枠内でなんとかしようとしてしまう。

また、安全ストッパー「ホメオスタシス」も顔を出してきます。

人間は命を守るために、変化を嫌い安定した場所に元に戻ろうという機能があります。その機能がゆえに同じ場所をグルグルしやすいのです。

新しい奏法で演奏できていても、自分ではわかりづらいのもありますね。

新しい体験の特徴として
「変な感じ」
「新しすぎて不安定」
「間違ってる気がする」
などがあります。これは進化の始まりであることが多いのです。でも違和感が勝ってしまうと間違いと感じて却下してしまいます。

ちょっとした改善ならいいかもしれませんが、今とは別の次元で吹きたいという時には、サポートが必要だと思います。

一番おすすめなのはレッスンです。

レッスンでは、自分とは視点や経験が全く違う先生からサポートを受けることができます。

自分では却下しそうな体験も
「その変な感じでいいですよ」
「方向性は合ってます」
「そう思えないかもしれませんが、順調です」
と立ち位置を教えてくれるから進みやすいのです。

また、無意識に安全ストッパーがかかって進まない時も、安全ストッパーを外すサポートをしてくれます。

独りで頑張っていてもなかなか広がらない安全圏が、教師によるサポートでじわじわと広がるのです。

安全圏が広がってくると「変わっても大丈夫」「ここまでやっても大丈夫」と脳が判断し、進化が始まり他の次元に飛べるのです。

レッスンを受ける意味はそういうところもあるんですね。

独りで試行錯誤する楽しみも捨てがたいものですが、サポートを受けて練習するのには別の広がりがあります。新しい次元で演奏したい、新しい自分に会いたいと思ったら、可能性を広げてくれる先生と一緒に練習していくことをお勧めします。


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