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めったにない、泣きたくなる絵が描けた時

お久しぶりです!ポツポツ言葉を落としていく場所がここです。相変わらず文章があちこちいって、ちょっと読みづらいかもしれません。加えてとってもマイペースですがよかったら読んでください。

何のために絵を描いてるか、って定期的に考えてしまうのが絵を生業にしてるからなのかサガみたいなところがあって。

はじまりは、私の一番心が込められる方法が言葉や音楽よりは絵を描くことで
学生時代は誰かに見せるわけでもなく絵日記みたいに毎日絵を描いていました。
大学院で勇気を出して絵を見せた時に、絵を褒めてもらったことがあって、そこから誰かが見たら喜んで(気持ちが動いて、が近いかも)くれるかもしれないと思うになりました。

留学先で誰かとお別れする時、英語じゃないと伝えられないというのもあったけどその人の似顔絵を描いてよく渡していたときがありました。
その絵を描いている時はその人のことだけ考えて、喜んでくれるかな?と思いながら描くのは私にとって「お店でプレゼントを選んでる時が楽しい」みたいな感じで、すごく特別な時間でした。

文字で手紙を書くように、文字で日記を書くように、私は絵を描いていたんだと思います。

最近、本当に自画自賛で恥ずかしくなるんですけど
ちょっと自分の中でいい絵が描けてなんだかうきうきしてしまっている自分がいます。
これが誰かのために描いているわけではなく、自分のための絵だと思うとすごく純度が高くて特別な気持ちなれました。

誰かに渡す絵とは別で、個人の制作では苦しい時に絵を描いて気持ちが紛れていた私にとって、苦しいことが絵のモチベーションという時期がありました。
それを乗り越えた時、何を描いても心の穴が埋まらなくて、もはや精神が安定して心の穴がなくて、それが逆に苦しいというしばらく辛いときがあったので…いいことなのに…。と思うと、またこうやって浮上できて次の個展がすごく楽しみでたまりません。

私には純度の高い制作が必要で、絵を描くということが必要で、欲を言えばそれを見て誰かの心が動いてくれたらハッピーなんだと思います。

純度の高いって難しいんですけど…自分の心から生まれた、誰にも邪魔されない領域かなと思います。
だから下手でも何でもよくて、でもできれば発表するなら上手い方が良くて、みたいなうにゃうにゃする気持ちもあるんですが
でも根本的な制作への切実な態度、絵を描いたその時点でのベストで走り切った気持ちを求めて描くのかなと思っています。

あーまた色々落ち込むかもしれないけど、良い意味で泣きたくなるこの気持ちをとっておけますように…

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