新型コロナウイルス流行下における各国のマウンテンランニング状況
「8月上旬までの期間でどのような形でリアルでのレース、バーチャルレース、FKTが行われているか?もしくは自身が参加したか」について、マウンテンランニング国際連盟選手委員会(athlete comission)に対してヒアリングが行われた。
以下、マウンテンランニング連盟でもnewsとして上がっているがそこからめぼしい部分を抜粋。
new normal
日本でいうところの新しい生活様式。
フィジカルディスタンスとソーシャルディスタンスのように使う単語が違う場合もあるけれど、言いたいことは伝わると思う。
現状、ほとんどの国でロックダウンの制限が緩和されている。各地のマウンテンランニングコミュニティが様々な対策を講じてレースを再開し始めたり、様々な方法で再開を試みている。
とはいえ、国ごとに状況は異なるし、アメリカは州ごとにかなりばらつきがある。
new normal下でのレース開催
ここでは、どのような対策をとって開催しているかをいくつかのレースを事例に紹介している。6月末に行ったジュニアトレイルも早い時期での取り組みとして取り上げてもらっている。
◎ジュニアトレイルの対策(記事内紹介部分のみです)
・受付を競技時間ごとに分ける
・レースを学年ごとに分ける(これは元からです)
・表彰式を実施せず
・サポーターのマスク着用
・ランナーが走る時のみマスク外してok
◎Fletta trail(8月上旬開催、イタリア)
・定員を200名に制限し、男女別にスタート
・整列時の選手間の距離の確保(1.5mほど)
・スタートして500mはマスク着用
・フィニッシュ後も速やかなマスク着用(レース時は携帯)
◎フランスでの事例
・7月下旬から小さなレースが少しずつ再開
・マスク着用(スタート、フィニッシュ時)
◎アメリカ・バーモント州の事例
・100名が上限なので25名ずつ4回に分けてスタート。
*開催への制約がかなり強い様子
◎アメリカ・ニューイングランドの事例
・非接触式トラックリレーを実施。
→バトンを渡すのではなく、前の走者は外側のレーンに移動し、チームメートがラインを横切るタイミングで次のランナーがスタート。
*山のレースではないけれど、スピードトレーニングとしてよかったとのこと。
ランナーやサポーターへの啓発
記事内では実際にレースを行ってみて感じることとして、対策の大半は全てランナーやサポーターのルール尊重の精神に依存していることを課題としてあげている。
対策をしながら安全にレースを開催するためには主催者だけではなく、その場に居合わせるすべての人々の協力が欠かせない。なかなか強制力を持って取り組むのは難しいので、リスクヘッジの大切さと注意喚起の徹底を継続的に行うことが重要であり、仮にこのような状況がまだまだ続いた時に対策を周知と徹底させつつ、開催できる素地を今から作っていくことが大切だと思う。
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