スロベニア紀行2017 その15 ~乾杯!~
レースフィニッシュ後、ここからがメインイベントの始まり。
と、その前に、
Simonがちょっと登ると見晴らしがあって
そこは360度のパノラマが見られるから行こう!とのこと。
計4名で見晴らしを目指す。
走力ある人の「ちょっと」は信じちゃダメです。
本来ならば片道1時間のルート。
フィニッシュ直後、オールアウト状態で引きずり回し…。
でもね、やっとの思いでたどり着いたその場所は
本当に360度パノラマで息を飲む景色。
ああ、来て良かった。
心から思いました、ありがとう。
写真を撮って一息つくと、
「ランチとアワードが始まる!!」って、帰りも走る…。
最後までタフです。
でもこれが彼らの強さの源。そして僕にとってはかけがえのない経験。
イタリアもクロアチアもアドリア海も見える!
会場に戻ると多くの人はすでにランチを食べ始め、いや飲み始め…。
というわけで乾杯合戦が始まる。
みんなとても陽気で楽しそう。
暖かい日差しと溢れる緑、そして絶えることない音楽と笑い声。
僕もランチを食べているといろんな人から声をかけてもらう。
僕を知ってる人は「Fujio」もしくは「Fuji」。
名前がわからない人は「ヤポンスケ(日本人)」とニコニコしながら
お酒を片手にやってくる。
ランチを提供してくれた山小屋のご夫婦。美味しかった!
かんぱーい!
かんぱーい!!
これはお酒ではないとのこと笑
クレープ生地で包んだスイーツの差し入れ
鍋に入ってるけど、スープじゃなくて白ワインです。手酌でみんな飲んでいた!
バルカンの郷土料理。名前失念、これもおいしい!!
懐から出てきた蒸留酒、4月にも同じことがあったような…。
あれより強烈でした。
しばらくすると表彰式。
総合や年代別の表彰だけでなく、誕生日のお祝いまで始まり、
とても温かく面白い。
MCのおじさんもよくわからないけどひたすら喋っていてみんなゲラゲラ、
意味がわからないけど、楽しいのは伝わる。
不思議とこういう時って疎外感がないんだよね。
言葉を超えて一緒になって楽しんでいるからだろうか?
Simonと。
大会の町に住むウォルシュ。
彼は3位だったのだけど、街のみんなから友情の証にと彼のトロフィーをいただきました。我が家に大切に飾ってあります。
表彰式を終え、下山。
スタート地点に戻ってくると大きなリパの樹の下で宴会が。
大きな声で呼び込まれ、2次会?開始です。
ここでもよくわからないけどみんなゲラゲラ。
そしてどんどん酔っ払ってきているのでスロヴェニア語だらけ。
でもね、ほんと楽しそうなんですよ。だから、僕も楽しい。
リパの木の下で。
夕方になってここでお開きかと思ったら、
「おい、ワイナリーに行ったことあるか??」と。
「ないよ」と答えると、
「そうか、それは行かねばスロヴェニアからは帰れない。」
ということで近所にある選手宅がワイナリーをやっているので
そこへ移動して3次会。
ワイナリー。驚くほどワインが美味しい!(僕はお酒があまり得意でない)
最後まで一緒だったみんなと。
最後の夜だし、たくさん飲んだけど、僕もみんなの輪に入れて嬉しかったし、だから、お互い拙いところはあるけれど、必死で話す。特にスポーツの在り方については僕も熱弁を振るいました。意見をぶつけ合うことは白熱することもあるけれど、パーソナリティとは全く別の話だから、どんなに意見が違っても、その話題が終わるとみんなけろっとしている。
またねと約束をして19時過ぎにお開き。
レースは11時前にはフィニッシュしていたので何時間飲んでいたのだ!?
でも、僕はこのスロヴェニア的アフターレースがたまらなく好きなのでした。
翌朝、Simonに送ってもらい、空港へ。
今回は本当にお世話になった。
ありがとうをいくら言っても足りないくらいに。
たくさんの友情を育むことのできたスロヴェニアに1日も早く戻れることを楽しみに、今回の滞在記をこれでおしまいにします。
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