見出し画像

Trigrav Trail Run 2022出場~2022スロヴェニア紀行③~

今、僕はスロヴェニアに滞在している。
珍しくレースメインの滞在ではないのだけど(長くなるのでそのことはまた別のnoteに)、どうせ行くならとレースを探して出場する事にした。

で、今回見つけたのがこのレース。

Trigrav Trail Running Festival

4部門あるうちの一番短い14kmにエントリー。
ウルトラの距離も開催されることもあってか14kmだけどレギュレーションが色々。

・スマホ(国際対応でつながるもの)
・トレラン用の服装
・トレラン用のシューズ
・飲み物(500ml以上)
・ジェルとバー(なぜこの組み合わせなのか謎)
・フード付きのアウター
・これらを運べるザックなど

レジストレーションの際に装備チェックするとあったのできちんと準備していったらすごく大雑把。スタート前にどう見ても空身の選手がいたので、天気も持ちそうだしジャケットを置いていっていいか?と聞くと「ok」との事。それならレギュレーションにしなくてもいいんじゃないかなーと思いつつ、ウルトラ基準の運営はこういうものなのかもしれないと気を取り直す。少し身軽で走れる事になったわけだし。

8時前にレジストレーションと装備チェックを済ませ、9時のスタートに向けて着替えてアップを開始。ゲートの先に花道があるのでてっきりそちらへスタートするのかと思いきや、反対に行くとのこと。コースを下見すべく、マークを頼りに進むが少ない。枝道ぽいところに序盤からついてないところがあったので不安になる。それでも少しでも見ることができたおかげで心の準備はできたのだけど。

9時スタート。少しだけロードを登り、そこからは道を逸れてトレイルへ。この辺りは下見しておいたけどすぐにシングルになるのでなるべく前で走るように心がけた。序盤は起伏が少ないにも関わらずマーキングが少ないのでキョロキョロしながら、道ゆく人に声をかけて確認しながら進む。



前の3人パックには放され、第二集団の前を単独走していたので、なかなかペースに乗れない。こういう時はスピードがあればついていけるからコースを探す手間が省け余計な力を使わずに済む。けど、残念ながら僕にはその力がないから我慢して淡々と。ないものを嘆くよりもできる事に注力したい。

そんなこんなで4番手を走り、登りに入ってから徐々に前との距離を詰める。先頭は先に行ってしまったが2〜4位で三人パックを形成。

ここで問題が起きた。
登り切った分岐に右を見ると蛍光の反射板のついたマーキングがあったのだ。
これは後続の選手も確認しているのだけど、それを見て僕らは右へ。そのまましばらく進みロードに出ると明らかにサインがない。僕らはコースアウトした。

嘆いても仕方ないのですぐさま戻るもこの間に10人くらいに抜かされた。大雑把に前半は上り基調。中間点近くのエイドを過ぎたら下り基調のコースだと頭に入っていたので、距離表示がないので正確な距離はわからないけどともかく、前にいる選手を3人で1人づつ捕まえていく。

距離も現在地もわからないというのは本当にしんどい。
けれど、条件はたいていの選手が一緒なので、ともかくひたすら前を追う。
出来るのはそれだけ。

コースがかなり下り基調になり、残りの距離はわからないけどあとはスタートに戻るだけ、とただひたすらに考え走っていたらフィニッシュが突然現れた。

拍子抜けしながらもすぐ後ろにも選手がいたので走り抜けてフィニッシュ。
人数を数えると僕は4位だ。しかも、スタート地点じゃない!頭の中が?でいっぱいになったけど、ともかく最後まで諦めないで走り続けたし、同じようにコースを間違えた選手と検討を讃えあう。後ろから来て僕らを抜かした選手は確かにおかしな箇所にマーキングがあったと主催者に抗議して運営の改善をその場で求めてくれた。

フィニッシュ
しょっぱいものが嬉しい
トリグラフの懐にて


たらればを言えば、きっと僕は3位には入れただろう。
けれども、前後の選手も気持ちの良い人たちだったし選手もお互いに不可抗力なので順位に関する抗議はしなかった。

フィニッシュをした場所がスタートから10kmほど奥の地点で、迎えのバスは1時間くらい来ないという。途中から雨も降ってきて身体はフィニッシュ後すぐに冷え始めていたので上位選手数名でjogで林道を戻ることに。

正直、歯切れの悪い部分はあった。けども、それもひっくるめてレースだし自分のできる限りのことはしたので、思いの外スッキリしている自分がいた。

最近はベストを尽くすとその結果を素直に受け入れられるようになった。勝てないのは足りないものがあるから。ならば、それを改善すればいい。今回のようにイレギュラーなこともある。けれどもできる限りのことをしたので、胸を張っていられる。競技をする以上は1つでも上の順位はもちろん欲しい。けれども結果だけにとらわれることなく、いつまでも成長できる、一緒に走りたい、走りに来て欲しいと思ってもらえる選手でいたいと思う。

レース会場となった街Mojstna

リザルト


【お知らせ色々】
9/25(日) 第7回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原(受付中) *8/31締切
10/9(日) 第14回TOKYO Jr TRAILRUN 
 兼U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ(*受付中)
 *9/14締切
10/30(日)トレイルシンポジウム2022
11/6(日) 逗子トレイル駅伝2022
 兼U12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中) *10/19締切

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。Facebookページ
instagram

最後まで僕のnoteを読んでくださりありがとうございます!!
「スキ」「フォロー」していただけると励みになります。
過去のnote記事はこちら

FUJIO PROJECT website オンラインストア
FUJIO PROJECT オンラインストア(BASE)

【スロベニアに対する旅の記録】
◎スロベニア紀行(旅の記録色々)


この記事が参加している募集

最後まで読んでくださりありがとうございます。僕の経験や感じていること考えをいろいろと書いていきます。noteの記事を通じて一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!「スキ!」や「サポート」はとても励みになりますので、宜しければ応援の気持ちも込めてよろしくお願いします!