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トレイルランニングの講習会を行う上で大切にしていること

レモトレの話。

昨日はレモネードトレイルラン(レモトレ)。

参加費の一部を小児癌研究に寄付をしているのでこの名前をつけている。

数年前、小児がん研究活動の方から小児がんは5歳以下児童の死因1位であり、
身近になり得るかもしれない病気だと知った。

僕は以前からジュニアトレイルで子どもたちに山を走る楽しさを伝えている。

子どもたちには走るだけでなく様々なことを伝えたいし、
子どもたちに関することは微力でも支援したいと思い、参加費の寄付を始めた。


と、

こういうこともイベントを行う上で大切にしているのだけど、
今日の本題は講習会をする上で大切にしていることなのでそちらの話を。

コミュニケーションが一方通行にならないように心がける。

講習会=何かを伝えて終わり、もしくは僕から一方的に投げかける

というのは僕の考え方ではない。

僕が伝えたいことをはなし、
それを聞いて出てくる疑問にはなるべく答えたいと思っている。

体力、年齢、性別、得手不得手は人によって違う。
僕が伝えようとすることも相手の受け取り方はそれぞれで
疑問に思うことも人によって違うからだ。

なので、参加者には走っている間に隊列を入れ替わってもらうように
お願いをしている。前を走る時、後ろを走る時で景色や周りの見え方も
変わる。限られた時間で色々なことを感じて欲しいと思っている。

僕にとって心強いのが強力なサポーターの存在。

彼らが都合のつく時はイベントにサポートスタッフとして参加してくれ
イベントの間中、先導や後走をするだけでなく、参加者にたくさん話しかけてくれる。そのおかげで参加者は安心して走れるし、僕も隊列の後ろのほうに行くことができ、個々の走りを見ながらアドバイスや声かけができる。

足並みが揃うこと

参加者の走力がある程度近い方がお互いに楽しめるので、
厳密な参加資格ではないが参加の目安を設けている。

10kmを60分以内で走れる事

これが基本的な目安だ。

歩いたり走ったりで15kmほどの距離、
単発で行う講習、
3〜4時間の活動時間で伝えられる事は限られる。

なので、ある程度まとまって行動することが大切になる。

地域のことを知ってもらう

最近の講習会は基本的に逗子界隈で行っている。

逗子での整備活動や高校での授業、植生、歴史。
ジュニアトレイルは昨年から横須賀でも開催が始まった。

走るだけでなくトレイルに関する多様な事を知ってもらい、
興味を持ってもらいたいからだ。

そうする事で挨拶、マナー、共存という事を伝えた時に
ただただ伝えるよりも納得して実践してもらうことにつながると考えている。

追記:集合時間は早い時間にするのが重要

山を走る時に他の利用者との共存は大前提だけど、集合時間を
早くすることで出会う頻度は圧倒的に少なくなり、快適に走れる。

そもそも山は早く入って早く降りるものと昔から言われているし、
早めの行動は時間的余裕も精神的余裕にもつながる。

なので、早い時間から行動を開始するのは大切。

遠くない未来に実現したいこと

昨日は1名小学生が参加した。
ジュニアトレイルの常連で保護者もイベントの内容を理解しており、
相談を受け、体力に心配ない事を僕の承知していたので快諾した。

とはいえ10km以上走るとなると、なかなかみんながみんなそうはいかない。
前述の通り、足並みを揃えることは団体行動の場合は重要になる。

小学生なら体力が違えども歳が近い事がキーになると思う。

僕がレースで何度か足運んだイタリアの街ではシーズンスポーツとして
マウンテンランニング(トレイルランの種目違い、同じく山を走ります)スクールが毎年開催される。

スポットでもいいのでこれを実現したい。

逗子は海もあるが周りに山もたくさんある。
この環境を活かして授業や裏山遊びと身近にトレイルランニングに親しむ
環境を整えたい。

そのためにも楽しさと気をつけるべきことの両方を、
大人にも子どもたちにも、もっともっと広めたいと思っている。

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宮地藤雄(みやちふじお)
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