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■2020/8/17(月)僕らなりの日常

■2020/8/17(月)僕らなりの日常

鼻にチューブを入れた、娘のミルクの話。

娘のミルクの時間は1日6回。0時・4時・8時・12時・16時・20時の4時間サイクル。朝8時、夜20時は、ミルクに加え、薬もある。

ミルクは1回80ml。20分間は哺乳瓶を使って口からチャレンジし、飲み切れなかった分は経鼻チューブから直接胃に流している(大体、口から20~30mlが平均ぐらい。メタルスライム発見するぐらいの感覚で極まれに、50分ぐらいかけて80ml全部飲むこともある。メタルミルクタイム)。いわゆる点滴で使うようなパックに飲み切れなかった分のミルクを入れ、娘の鼻に通したチューブに接続(このチューブは1週間に1度程度交換)し、ミルクを胃に流しこむ。

一連の作業に危険なことはそうないが、鼻から胃に通していたはずのチューブが何かの間違いで気管に通ってしまい、そこにミルクを流し込むと大惨事。が、毎回、チューブミルク前に、チューブが胃に通ってるか軽く確認するので、問題ない。あとは「華厳の滝じゃああ!」とばかりに点滴スピードを速めすぎてゲロらせさえしなきゃ、見た目は多少仰々しいが、たいして難しい作業ではない。

のだが、哺乳瓶や物品(例えば『シリンジ』と呼ばれる注射器のようなもの』を洗ったり、チューブが胃に入ってるのかを毎回確認したり、全てが完了したらミルクパックを洗ったりと、こまっとした作業が多い。全部含めて、1時間~1時間30分ぐらいだろうか。

他の赤ちゃんの授乳時間のアベレージがどんなものか知らないのでこれが長いのか早いのかもわからないが、まあそれはそれでいいか、と思い、特に調べてはいない。周りの子がもっと早い(または遅い)からといって、変えられるものではなしに。

20分かけての口からミルクをやめ、チューブだけにすれば当然時間も短縮できるが、口から飲むのも飲む力・吸う力の鍛錬になる。効率化は積極的にしていきたい派な僕ではあるけど、チューブだけにして短期的な時間短縮をはかっても、長期的には得られるものが少ないような気がしている。ということで、なるべく口から頑張って貰っている次第。でも、ま、無理なら無理で、華厳の滝に耐えられる胃袋になって貰いましょう。

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妻は産休中ではあるものの、現状、コロナ禍の影響もあって在宅ワークが多い僕。出勤しているお父さん方に比べれば娘と触れ合える時間は多いので、妻にも人並みの睡眠時間を確保してもらうためにも娘にミルクをあげたいのだけど、いかんせん、4時間ごとのミルクを考慮しつつの仕事(と家事)は、どんな塩梅で一日のリズムを作っていけばいいのかが悩み所でもある。

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昼、訪問看護。元小児科に勤めていたという目元美人なSさん。現在、週3日間、訪問看護の方に来てもらうようにしたが(今日で2度目)、前述したように、チューブ以外は現状、特別なお世話は不要そうなので、何を看護して貰おうかと思案中。ただ今後、恐らく末永くお世話になることを考えると、娘に触れあって貰う時間を増やしておきたいな、という考えがある。

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病院から支給された物品。シリンジ、パックとあり、3日間おきに交換なのだが、いかんせん、数がピッタリすぎて余裕がない。病院で多めに貰えるのか、それともある程度余剰分を自分で買った方がいいのか。

以前来てくれた訪問看護の方に聞くと(訪問看護の担当は毎回変わる)、保健師さんに聞いてみるといいかもしれないとアドバイスされた。保健師さんに聞くと、訪問看護の方に聞いてみるといいかも知れないとアドバイスされた。

そんな中、今日来てくれた訪問看護さんは「とりあえず病院に多めに貰えるようお願いしてみるのがいいと思いますよ。追々それが余ったら、その回だけは少なめに貰うとかして、量を調節していることが多いようです」と、嗚呼、欲しかった回答!歓喜!

回答には責任が生じるのでおいそれと質問に答えられないのはわかるけど、一般論としてどんなもんかみたいなアドバイスを教えてくれるのは心底心強い。正規のノウハウだけじゃ汎用性低すぎて、応用しづらいったらありゃしない。毎度毎度「間違っててもいいので、あくまで一般論として」ちう枕詞つけるのも、お互いの予防ではあるが、骨が折れるのも事実ってもんだ。

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母の還暦。

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こうしてようやく始まった家族3人、僕らなりの日常。わからんことだらけではあるが、ゆっくり模索していこう。

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