＃２ ポツンと幸せ　『カーテンの向こう側』

あなたは、日常で感じた幸せを数えてみるといくつ見つかりますか？
これは、普段からあまり気にしていない小さな幸せをオリンの日常の中からポツンと見つけ、記録していく日記です。

1月26日 AM：8:30

アラームの音で目が覚め、冷たい空気に気づいた途端また布団に潜り込む。
最近はまた一段と寒くなってきた気がするな…。

心の中で「頑張れ！！！」と言い聞かせながらやっと起き上がった。

部屋の中はカーテンが閉じていて真っ暗。
まだ夜中なんじゃないかって程暗い部屋で寝ぼけながらもカーテンを開けようと掴んだ瞬間、、、

「　え？！ 濡れてる？？！　」

驚いてすぐさま開くと、窓一面が外の寒さと部屋の温かで結露していた。

最初は漠然としていたがその光景を眺めているうちに驚いていた気持ちがだんだんと微笑みに変わり小学生の頃にお絵描きしていたのを思い出した。

少し恥ずかしがりながらも、よく描いていたソフトクリームを描き、心だけをタイムスリップさせていた。

『明日はどんな景色が待っているのだろう。』

カーテンの向こう側にはまだまだ「あっ」と思うような出来事が待っているだろうな…と普段の日常から幸せを見つけた朝だった。

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