貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol307「この間の案件、できてますか?」「あっ、すいません、直ぐやります!」「最近練習してる?」「ちょっとサボっています…」みたいなやり取りが多い…と、行動を先送りにするスタッフへの対応でヤキモキしたことのあるリーダー必読!

 決められたことが、きちんと行動できるスタッフもいれば、言われないと行動できないスタッフもいますよね。
 当然のことながら、行動力のあるスタッフは、成功する確率が高く、良い美容師人生を送ることができますよね。
 逆に、どんなに性格が良いスタッフでも、行動を先送りにしてしまっては、成功できませんし、思い通りの人生を歩みことはできませんよね。
 思い通りの人生を歩むためには、もちろんそれなりの能力も必要かもしれませんが、一番必要な力は、行動を起こす力ですよね。
 行動を起こさないスタッフに対して、「なんでやらないんだ!」「お前はやる気があるのか?」と、精神論で責めたてても、言われた時だけはやるスタッフに育つだけですよね。
 若いころの私は、血の気が多かったせいか、よく頭から怒鳴りつけていました。怒鳴りつけるだけで行動を起こす人間になればいいのですが、実際には、何も変わらなかったですね。(笑)
 ではどうすればいいのか?と申しますと、
行動管理の方法を実践的に教育していきます。精神論ではなく、スタッフ自身が、自分の行動を管理できるように教育していきます。
 私もこの美容業界に40年近く携わっていますが、行動管理がきちんとできているスタッフをほとんど見かけませんでした。私もその一人でしたが…(笑)
一般社会では、当然のことのように、
①大事なことはメモを取り、
②自分がやるべきことをチェックリストに書き込み、
③いつやるのか?をスケジュール帳に落とし込み
④日々、何をすべきか?を確認しながら行動する。
 この当たり前のことが、疎い人が多いのが現状だと思います。
 中には、きちんとされている美容師さんもいらっしゃいますが、少なくとも、私の会社に入社してくるスタッフは、ほぼ皆無と言っていいほど、できている人はいませんでした。そもそもメモを取るスタッフも少ないです。(笑)
 ですので、入社して早い段階で、行動管理(スケジュール管理)を指導することにより、きちんと行動を起こすことができるスタッフ育成が可能になります。
 但し、教育に苦戦するスタッフも少なくはありません。もともと、行動を先送りにしてきた人生を送ってきた人は、特に教育に時間がかかります。
 そんなスタッフには、習慣化されるまで、行動管理をサポートしてあげる必要があります。また、成功するために、絶対に先送りにしてはいけない項目を教え込みます。
 絶対に先送りにしてはいけない項目とは、
1.スキルアップのための行動
2.頭を使う苦手な行動。
3.人間関係をよくするための行動
 この3つは、先送りにすると絶対に良い人生を歩むことができない3つですよね。ですので、この3つは、絶対に先送りにしてはいけないと教育していきます。
 行動管理をサポートしながら、行動を先送りにする悪い習慣を無くしていきます。簡単ではありませんが、少なくとも精神論で責めたてるよりは、効果的だと思います。

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